我が家・杉山にスタジオ騒然!ロッチ・コカドからの助言をまったく聞いておらず…
10月27日(金)の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』では、ロッチ(コカドケンタロウ、中岡創一)の持ち込み企画「禁断のしくじり芸人“我が家”」の完結編が放送。
我が家の3人――坪倉由幸、杉山裕之、谷田部俊が収録を忘れて本音丸出しのガチギレ討論を繰り広げた。
この「禁断のしくじり芸人“我が家”」は、現在トリオでの仕事がほとんどなく、解散寸前で踏み止まっている結成20年のお笑いトリオ・我が家の今後を“しくじり学園”のメンバーとともに考えようというロッチの持ち込み企画。
前編では、“週5”俳優業で月収約100万円の坪倉、“週5”1円パチンコで月収2万円の杉山、“週5”アルバイトで月収2万円の谷田部という3人の収入格差が明らかに。
続く中編では、“谷田部がバイトをしていることをイジるとガチギレする問題”を深掘りしていた。
◆「クズだけど世間から嫌われたくない」
そして完結編である今回、まず議題に上がったのは、“杉山がクズのくせに嫌われるのが怖い問題”。
坪倉は常々、杉山に対して、ナダルやクロちゃんのように「クズを極めてほしい」「悪いキャラに振り切ってほしい」と思っていたものの、杉山は“クズキャラ”でありながら世間から嫌われるのを怖がり、いい人に見られたいがために「前に出ようとしなくなった」「その結果なんにも面白くなくなっちゃった」と不満をぶちまけまる。
しかし当の杉山は、「坪倉と谷田部に見殺しにされるから前にいけなくなった」と責任転嫁。「(クズ)エピソードがリアルすぎて、お客さんが引いちゃうときも、2人ともフォローがない。ボケでかぶせてくることもないし、そのまま放置するし、なんならもうひとつクズエピソードを添えて“追いクズ”してくるから、シンプルに“嫌なヤツ”になっちゃうんです」と反論する。
それを聞いたハライチ・澤部佑は、「そこがいちばんの見せ場なんじゃないですか?」「クロちゃんとナダルだったらそこでブチギレて、もっと客を引かせる」と事務所の先輩である杉山を遠慮なくバッサリ。
坪倉も、杉山がクズ話を嫌がり、先輩芸人にイジってもらっても「“それは違います”とか、“昔のことなんで…”と返して、スッと引くときがある」などと、イジリを早々に終わらせてしまうことを指摘した。
この話し合いを見守っていたロッチ・コカドは、「笑いにしようとする姿勢が弱いんじゃないか。もっと最後、ゴールを決めるまで、ちゃんと笑いにしたらいい。たとえ笑いにできなくても、笑いにできなかったことで笑いになるようにしたほうがいい。それをあきらめているのが、すごく見えていた」と熱く語りかける。
ところが、コカドから「そういう方向はどう?」と聞かれた杉山は「……はい?」とキョトン。まったくコカドの助言を聞いていなかったことが発覚し、このクズっぷりにスタジオは騒然となっていた。