日本一暑い町の夏を乗り切るアイデアレシピ!ご当地かき氷「雪くま」も登場

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ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せてください」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月〜金曜 昼12時00分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。


8月8日(火)は、埼玉県熊谷市で昼めし旅。新宿駅から電車でおよそ60分。熊谷市といえば、毎年夏になると連日ニュースで取り上げられるほど日本一暑い町としても有名です。そんな熊谷市をご飯調査するのは、番組初登場となる元AKB48・武藤十夢さんです。

ハードな作業を乗り切るためのガッツリ揚げ物ランチ



住宅街を歩いていたところ、米農家の吉野正義さんと妻の昌代さんに出会い、お話を伺うことに。ちょうど田植えが終わり、苗を育てていた容器「育苗箱」を洗っていたところでした。そこで作業のお手伝いをしたところで、例のお願いを…。

「あなたのご飯、見せてくださ〜い」!

交渉成立!

作業が一段落したところでお宅にお邪魔します。


まずはジャガイモ(キタアカリ)にパン粉をまぶしていきます。これを、揚げていたとんかつと同じフライパンの中に入れて一緒に揚げます。パン粉にこんがり色がついたら、吉野さん家流フライドポテトの出来上がり!


こちらが、吉野さん家のお昼ご飯。

少し遅めのお昼ご飯は、午後の仕事も頑張れるよう、揚げ物などをガッツリ食べるそうです。甘みのあるフライドポテトは、ホクホク感のあるキタアカリが吉野さん家のお気に入り。さらに中華風の野菜炒めも並びました。塩コショウとペースト状の調味料でシンプルに味付け。ご飯はもちろん、吉野さん家の田んぼで作ったもの。

酷暑が続きますがお体に気をつけて。おいしいお米を作り続けてください!

ご当地かき氷を提供する老舗お茶屋さんの夏の定番ご飯とは?




続いて、日本一暑い町ならではのスイーツが人気ということで、事前に取材許可をいただいていたお店へ。

お邪魔したのは、明治元年に創業した老舗のお茶屋さん「茶の西田園」。店主の小林伸光さんにお話を伺います。店先にのぼりが出ていた「雪くま」とは、熊谷市のご当地かき氷のこと。現在、市内33店舗で提供しています。雪くまの条件は、熊谷の水で作った氷を使って雪のようにふんわり削り、各店舗オリジナルのシロップを使うこと。


「西田屋」はやはりお茶のメニューが多め。小林さんのおすすめは、今年の新作「抹茶と玄米の塩キャラメルみるく」です。お茶の専門店ならではの抹茶パウダーでかき氷を緑に染め、甘いキャラメルソースをたっぷりかけます。抹茶と玄米の上質な香りが楽しめ、岩塩の塩味がキャラメルの甘みを引き立たせます。「雪くま」をいただいたところで、例のお願いを…。

「あなたのご飯、見せてくださ〜い」!
交渉成立!

一緒にお店で働いている長女の夏帆さんと一緒に料理を作ります。

まず1品目。粘り気の強いヤマトイモをすりおろし、すりおろした2本分のヤマトイモに卵を入れて混ぜます。次に用意しておいたホットプレートに油をひき、焼いていきます。両面が焼けたら海苔で巻いて、焼きヤマトイモの海苔巻きの出来上がり!

続いては、新生姜を使った1品。新生姜の皮をむき、千切りにします。これを豚肉で巻いて、こちらもホットプレートで焼いていきます。仕上げに、塩とコショウを振ります。


こちらが、茶の西田園・小林さん家のご飯。

豚肉の生姜巻きのほかに、豚肉のナス巻きも。まだまだ暑さが続くこれからの時期も、すっきりとした生姜の香りが食欲をかき立てます。豚肉のナス巻きは豚肉の旨みを吸い込んだナスのじゅわとろな食感がたまらない1品! 磯の風味で閉じ込めたふわっとした食感のヤマトイモは、ポン酢をつけて食べるのが小林さん家流。


地域で古くから愛されているネギ焼きは、小麦粉に卵、水を混ぜて焼き、その上に長ねぎをのせた、手軽なお好み焼きなのだそうです。豚肉の生姜巻きをごちそうになった武藤さん、「夏バテしたときにもいいですね、これお家で作ります!」とすっかりハマったよう。

これからも「雪くま」で熊谷の夏を涼しくしてください! ごちそうさまでした!