昨夏の新馬以来の2勝目を狙うヒシルリアン(撮影:下野雄規)

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 新潟9Rの湯沢特別(3歳上・1勝クラス・芝2000m外)はヒシルリアン(牡3、美浦・宮田敬介厩舎)が勝つ。

 キャリアは僅か2戦だが、1戦1戦の走りに素質が溢れている。昨年8月のデビュー戦は番手から馬なりで先頭に立ち、悠々の押し切り。何より当時2着のマイネルモーントは2勝クラスで2着、4着のサスツルギが既に準オープンまで出世しているように、メンバーレベルが高かったことが強調点だ。続く百日草特別は3着だったが、後に毎日杯を制する4着シーズンリッチに先着。超スローペースの中、中団後ろ寄りから差を詰めていたように、決して評価を落とす内容ではなかった。無事ならクラシックに出走していた可能性は十分にある。

 今回は9カ月ぶりの実戦となるが、乗り込み量は豊富。仮に八分程度の仕上げであっても、1勝クラスならアッサリまで期待したい。