決勝トーナメント進出を決めたなでしこジャパン photo/Getty Images

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オーストラリアとニュージーランドにて、現在行われている女子W杯。日本代表はザンビア、コスタリカ、スペインと同じグループCだ。

初戦のザンビアには5-0で勝利し、最高のスタートを切ったなでしこジャパン。26日に行われたコスタリカ戦でも強さを発揮する。猶本光と藤野あおばが得点を記録し、2-0で勝利した。

同じグループのスペインもザンビアに勝利し、2連勝となったため、なでしこジャパンの決勝トーナメント進出が決まった。これでなでしこジャパンは4大会連続でのグループステージ突破となった。

開幕2連勝を飾るのはこれでれ3回目となるなでしこジャパン。データサイトの『Opta』によると、なでしこジャパンがグループステージで開幕2連勝した大会は2回あり、いずれも決勝まで駒を進めているという。

1回目はW杯優勝を果たした2011年だ。この年は、初戦のニュージーランド(2-1)とメキシコ(4-0)に勝利している。3戦目のイングランドには0-2で負けてしまったが、最終的にアメリカとの決勝を制し、世界の頂点に輝いた。

2回目は2015年だ。初戦のスイスには1-0で勝利し、カメルーンに2-1で勝利し2連勝。3戦目のエクアドルにも1-0で勝利し、首位でグループステージを突破。決勝では4年前に勝利したアメリカに敗戦し、準優勝という結果になった。

3戦目のスペイン戦を前に決勝トーナメント進出を決めることができたのはなでしこジャパンにとっては大きいだろう。得失点が1点多いスペインが現在は首位で、日本は2位だ。首位突破をかけて31日にスペインと対戦する。

2年連続でバロンドールを受賞しているバルセロナのアレクシア・プテジャスや世界最高のMFと評されるアイタナ・ボンマティを擁するスペイン代表に勝利すれば、なでしこジャパンの12年ぶりの優勝も見えてくるだろう。

ここまで順調な戦いぶりを見せているなでしこジャパンは、このジンクスに続くことができるだろうか。