業務スーパーで販売されている『SEARA ブラジル産鶏もも正肉』をご存じでしょうか。

正肉とは骨や余分な脂肪を除去したお肉のこと。それ以外は普通の冷凍鶏もも肉です。2キロ入りの大ボリュームで、枚数にして8枚程度。ブラジル原産の輸入品ながらクオリティは安定している傾向で、がっつり肉おかずをコスパ重視で作りたいときに重宝する一品ですよ。

『SEARA ブラジル産鶏もも正肉』の価格・コスパは?

『SEARA ブラジル産鶏もも正肉』は1,177円(税込、税抜1,090円)で販売中。内容量は2kg。カロリーなどの栄養成分表示は未記載。神戸物産がブラジルから輸入・販売する商品で、同国の食品グループ、Seara社の商品のようです。

コスパ(単価)は100gあたり約59円。以前紹介した際の商品は724円(税込)だったので、63%ほど大きく値上がり。一般スーパーの冷蔵の輸入もも肉は80円/100gはしますから、それでも比較的手頃ではありますね。

『SEARA ブラジル産鶏もも正肉』の使い方は?

肉同士がくっついた状態で冷凍されているので、まずは一晩ほど冷蔵庫に置いて自然解凍する必要があります。解凍時に大量のドリップが出るので、なるべく深くて大きめの容器に移したいところ。

以前紹介した際と変わらず、枚数には個体差があり、200〜300gの鶏もも肉が8〜9枚入っています。解凍後は2〜3日で使い切る必要があるので、食べきれないぶんは小分けしたり加熱調理を済ませたりしたあとで再冷凍するのがおすすめです。

『SEARA ブラジル産鶏もも正肉』の味・食感は?

皮目から焼いてソテーにしたり、醤油でさっぱりと煮たり、解凍したあとはお好みのレシピと調理法で活用できます。国産品に比べると肉質は引き締まった印象で、密度感のある肉々しい食感。歯ざわりが硬いというわけではなく、煮る場合も加熱しすぎなければ程よい弾力感に仕上がります。

調理時に出る油の量は平均的で、解凍時にしっかり水気を切ればドリップも気になりません。鶏肉特有の生臭さも気にならない程度。あえていえば焼き調理時に肉汁が流れやすいため、国産品よりもジューシーさが弱く、冷めるとパサパサした食感になりやすいのがネックでしょうか。

親子丼やチキンカツなどに幅広く活用しやすい

もうひとつ特徴を挙げると、鶏皮の下に黄色く見える皮下脂肪が除去された個体が多めです(たまに少し残った個体もある印象)。プリッと脂っこい感じはやや落ちるけど、そのぶんクセがなく、旨みも素直に感じられます。

照り焼きや唐揚げはもちろん、親子丼にしたりチキンカツにしたり、ひと手間かけるメニューにも問題なし。特別クオリティが高いわけではないものの、安いからといってチープさは感じず、総合的にみて普通に使いやすい鶏もも肉ですよ。