バイエルンの新たな守備構成:キム・ミンジェ獲得で厚み増すも、右SBは引き続き不透明

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先日にバイエルン・ミュンヘンからはリュカ・エルナンデスが、母国フランスのパリ・サンジェルマンに移籍することが正式に発表。その穴埋め役としてすでに、昨季イタリア王者SSCナポリにてセリエA年間最優秀ディフェンダーにも輝いた、キム・ミンジェの獲得に迫っているところだ。そういった背景のみならず、例外条項に定められた移籍金額5000万ユーロを考慮しても、決してバックアップのために獲得するわけではないことは明白。想定される4バックにおけるCBコンビとして、マタイス・デ・リフトとコンビを形成することになるだろう。両者ともに空中戦に強く決して妥協しない対人戦での強沙がウリだ。
またエルナンデスとは異なりキムもデ・リフトと同様にビルドアップでも定評があるも、ただ両者ともに右利きという点でも共通。しかしながら昨季エルナンデスが前十字靭帯断裂で後半戦を全休した際には、デ・リフトが左側でプレーすることが多かった。その右側を担っていたのが、本来はセンターバックでのプレーを希望している、ベンジャマン・パヴァール。ただこちらはまだ具体的なオファーは届いてはいないとはいえ、エルナンデスと同様にすでにバイエルンからの退団を希望中。そこで残るはそのエルナンデス離脱もパヴァールの後塵を拝する格好となったダヨ・ウパメカノで、ただ来夏ユーロが迫るなか、出場機会を得るにはよほどの成長が求められる困難な状況に置かれることになるだろう。
ただサイドバックにおいてはビルドアップに長けたCBが2人配置されることで、アルフォンソ・デイヴィースのようなスピードをさらに活かしていくことも期待されるが、この夏にはドルトムントからより守備的なラファエル・ゲレイロを獲得。定位置激化の意味合いも、そして状況によってトゥヘル監督の選択の幅を広げるという意味でも、バイエルンのプレーに厚みが加わったといえるだろう。それは右サイドバックにも期待したいところなのだが、ただこちらは前述のパヴァールの去就が不明で、マズラウイは来季バックアップに甘んじる用意はなく、一方でバイエルはカイル・ウォーカー(マンチェスターC)獲得を目指すも不透明。オプションとしてはそのほかスタニシッチ、さらにライマーもプレーは可能だが、どういった判断が下されるか。
その背後をささえるGKに関して言えば、マヌエル・ノイアーが順調に回復を果たしていくのであれば、必然的にスウェン・ウルライヒとのGKコンビ復活の流れということになるだろう。つまりは今冬にグラードバッハから加入し、来夏にユーロが控えるスイス代表GK、ヤン・ゾマーにとってはむしろ退団の流れにあるのは必然的で、現在はアンドレ・オナナのマンチェスター・ユナイテッド移籍が取り沙汰されている、インテル・ミラノの獲得希望リストにあがっていると報じられているところだ。
