コルグは、6オペレーターのFM音源を搭載したデジタルシンセサイザー「opsix(オプシックス)」にアフタータッチ付きの61鍵盤モデル「opsix SE」と「opsix SE Platinum」を追加した。2023年6月下旬発売予定で、メーカー希望小売価格は「opsix SE」が247,500円、「opsix SE Platinum」は275,000円。

「opsix SE」

「opsix SE Platinum」

opsixは、「オルタードFM音源」と名づけられた新開発の6オペレーターのFM音源を備えたデジタルシンセサイザー。FM以外の変調で音作り可能な5つオペレーター・モード(FM、Ring Modulation、Filter、Filter FM、Wave Folder)を搭載し、多彩なウェーブフォーム(波形)と組み合わせることで、これまでのFMシンセサイザーより幅広い音作りが可能となっている。

今回発表された「opsix SE」と「opsix SE Platinum」はopsixにアフタータッチ付きの61鍵盤を搭載し、最大同時発音数をステレオ80ボイスに拡張した(opsixは最大32ボイス)モデル。両モデルともに、コルグのハイエンド・ワークステーションと同等の操作感を実現し、アフタータッチによって、opsixのサウンドを自在にコントロールできる。純正の「Performance」をアフタータッチ用にアレンジし、さらに新しいパフォーマンス・プログラムも導入しており、ほとんどのプログラムがアフタータッチ、61鍵キーボード、拡張された最大発音数をフル活用するためにブラッシュアップされている。

opsix SEのトップパネル

opsix SEのリアパネル

opsix SE Platinumのトップパネル

opsix SE Platinumのリアパネル

デザインも改良されており、ヴィンテージ機へのオマージュを込めたブラウン塗装のアルミ製コントロール・パネルにブラックに塗装したサイドパネルを採用している。Platinumモデルでは、シルバーのアルミパネルに、ステンレス製サイドパネルを使用。なお、Platinumモデルの基本仕様はopsix SEと同じで、外観と付属品が異なる数量限定モデルとなっている。

主な仕様は以下の通り。

鍵盤:61鍵(ナチュラル・タッチ鍵盤、ベロシティおよびリリース・ベロシティ、アフター・タッチ対応)

音源システム:オルタード FM 音源

最大同時発音数:ステレオ80ボイス(設定によっては最大ボイス数は変化する)

プログラム:500(工場出荷時は350プリセット・プログラム、150ユーザー・プログラム)

入出力:ヘッドホン(6.3mm ステレオ・フォーン・ジャック)、オーディオ出力 L/MONO 、 R(6.3mm TRSフォーン端子、インピーダンス・バランス))、DAMPER(6.3mmフォーン端子)、MIDI IN/OUT、USB B端子

電源:AC アダプター(DC12V、2,500mA)

消費電力:5W

外形寸法:W1,014×D344×H108mm

質量:8.6kg

本体のほか、ACアダプター、専用ハードケースが付属し、opsix SE Platinumはそれらに加え、Tシャツとステッカーが付属する。