鳥栖の10番を背負う小野裕二 photo/Getty Images

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サガン鳥栖は24日、明治安田生命J1リーグ第18節で湘南ベルマーレと対戦。敵地での戦いではあったが、圧巻のゴールラッシュを披露し、6-0の大勝を収めている。そして、この一戦で存在感を発揮したのがFW小野裕二だ。

湘南戦でスタメンに名を連ねた小野は開始早々の2分、クリアボールを拾った原田亘からの縦パスをペナルティエリア内右で受けると、トラップで反転し、流れるようにそのまま左足を振り抜く。鋭いシュートは、GKの手をかすめながら左サイドネットに突き刺さり、チームに貴重な先制点をもたらした。

これで勢いに乗った小野。30分にはペナルティエリア内左でこぼれ球を拾うと、高い位置から落下してくるボールではあったが、ダイレクトでゴールを狙う。右足のインサイドで放った狙い澄ましたシュートは、右ポストを叩きながらゴールに吸い込まれた。さらに、49分にはPKを落ち着いて沈め、見事にハットトリックを達成したのだ。

データサイト『opta』によると、鳥栖に所属する選手がJ1でハットトリックを達成したのは、2013年11月の浦和戦で記録した豊田陽平以来。約10年ぶりの快挙だという。

直近のリーグ戦5試合で5ゴールと、チームの10番を背負う小野は、ここに来てまた一段調子を上げている。また、連勝こそないものの、チームもここ7試合負けなしで、8位まで浮上。この調子で一気に上位まで駆け上がりたいところだ。

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