5月4日朝、「ずぶん先輩」がTwitterのトレンド入りした。「ずぶん先輩」とは、NHK・BSプレミアムで再放送されている、2013年のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』の登場人物。

 主人公アキ(のん)が一目ぼれする高校の先輩・種市(福士蒼汰)は “訛り” が強いため、自分のことを「ずぶん」と言ってしまうのだ。

 SNSでは、

《種市先輩、アキちゃん以上に訛ってて 「ずぶんも」は何度聞いても爆笑してしまう》

《ずぶん先輩、爽やかに訛ってる》

《ずぶん(自分=私)中年だけど、あれは惚れる。種市先輩カッコえー》

 などと、大いに盛り上がっている。

 前日の5月3日放送では、種市先輩が初登場。

《わーやっぱりカッコイイわぁ 種市先輩》

《あのヘルメット外して福士蒼汰現れる瞬間は何回見ても痺れる》

 とSNS界隈も大盛況で、この日は「種市先輩」もトレンド入りしている。

「『あまちゃん』の再放送は4月3日から始まり、関連ワードが毎日のようにトレンド入りしています。

 同日に放送開始の朝ドラ『らんまん』も好評ですが、話題性という意味では『あまちゃん』のほうが上かもしれません。

 SNSで中心となっているのは、10年前も放送を観ていた人たちですが、『初めて観た』という人も多く、改めて『あまちゃん』の底力を見せつけられた感があります」(テレビウオッチャー)

 脚本を担当するのが宮藤官九郎ということもあり、10年前の放送が始まる前からコアなファンの注目を集めていた『あまちゃん』。放送が始まると、回を重ねるごとに大きな反響を呼び、「じぇじぇじぇ」はその年の流行語大賞にもなった。

 ドラマには、アキの母・春子(小泉今日子)が高校生だった1984年当時も描かれ、

《赤いラジカセから流れる当時の曲 吉川晃司(肩パッドの男) 杏里 YMO「君に胸キュン」聴いてるときのアキちゃんとてもかわいい》

《そうそう、昭和にはテレビやラジオをテープで録音したよね〜。懐かしすぎる。》

《”愛羅武勇、舞蹴蛇苦尊”…すんなり読める同世代》

 など、当時の文化や流行り物が登場するのも、視聴者のツボのようだ。

あまちゃんてストーリーわかってるのになんであんなに面白いの。しかも何年経っても何回見ても最高》

 近年、ここまで言われるドラマも、なかなかないのでは――。