年齢とともに変わる「人間関係」の悩み。ここでは、人づき合いのプロ・TomyさんにESSE読者のお悩みに答えてもらいました。

人間関係を見直して軽やかに!40代・50代からの人づき合い相談室

子どもや夫との関係、ママ友、友人…、年齢とともに変わる人づき合いに悩みはつきません。ESSE読者のお悩みに、心のモヤモヤが晴れるツイートが人気の精神科医Tomyさんが答えます!

●お悩み1「他人と比較しがち」

Q:人と比べてしまうクセが40代後半になっても変わりません。私より豊かな人たちがうらやましい! 私も結婚してセレブになりたかった(悔)

A:Tomyさん「他人と比べるクセが抜けない人は頭がお暇になっているのよ。目の前のことに集中できずにぼんやりしちゃってるから、他人のことが気になって、ムダなことを考えちゃうの。今に集中することを意識して。SNSアプリを消す、気分転換に出かけるなど、環境を変えるのも効果的よ」

●お悩み2「子どもがわからない」

Q:中学生&高校生の子どもたちの受験勉強やスマホの使い方などについ口出ししてしまいます。距離感がわかりません…

A:Tomyさん「親子でも、なあなあはよろしくない。ちゃんと明確なルールを決めなきゃダメ。何時間以上勉強しなければスマホは解約、とかね。できればお父さんも巻き込んで3者でルールを決めましょ。気をつけてほしいのは、機嫌がいいときは許す、悪いときはダメなど、気分に左右されて対応を変えること。子どもになめられちゃうわよ」

●お悩み3「親孝行の方法って?」

Q:高齢になった両親とマメに連絡をとるようになったり、一緒に出かけるように。40代・50代の親孝行はなにをしたら喜ばれる?

A:Tomyさん「親孝行をしてあげたいと思う気持ちが親孝行。普通でいいの。なるべく一緒にいて、食事もして、ごはんおいしいね! って普通の会話をするだけで、十分に喜ばれているはずよ」

●お悩み4「夫がじゃま…」

Q:子どもが巣立って、夫がなれなれしくしてくるのですが、ハッキリ言ってじゃま…なんです!(泣)

A:Tomyさん「夫さんは甘えているんじゃない? 夫さんのひとり外出デーやお出かけタイムを提案してみて。ひと月に1〜2回は週末出かけてね、午前中は片づけがあるから外に出ててね、って。2人で話し合って約束ごとにすればわかってくれるんじゃない?」

●お悩み5「夫婦に疲れ気味」

Q:夫の就寝時間や食の好みに合わせるのがしんどくなって…。夫婦の仲も自分も大切にするにはどうしたら?

A:Tomyさん「夫婦って“なんでも一緒”じゃなくていいの。就寝時間の違いが気になるなら、寝室は別にしましょ。別室が難しいなら、相談をして就寝時間を決める。2人で違うものを食べたっていいし、時間だって違ってもいい。大事なのは2人で決めて納得すること!」

●お悩み6「家族が家事をしない」

Q:子どもも高校生になったのに、家事をしてるのが子どもになめられちゃうわよ自分ひとり! 夫や子どもにも分担させたいのにできません。なんて言ったらいいですか?

A:Tomyさん「これまでお手伝いをやってこなかった人が突然、言わなくてもやってくれる人にはなりません。そもそも、なにをやっていいのかわからないんですもの。だから、家の中ではあなたが司令塔。「これやって!」と具体的に指示を出せば、最初はしぶしぶかもしれないけど、やってくれるはずよ」