昭和の団地の思い出レシピ。喫茶店の「ナポリタン」もっちりを再現するコツ
「あの頃」のレシピを令和に再現! 昭和の団地を舞台に、イラストレーターのTamyさんが、漫画で思い出のレシピを振り返ります。今回は、「喫茶店のナポリタン」を再現してくれました。
「喫茶店のナポリタン」はなんであんなにおいしいの?
団地で隣に住む猫野さんと一緒に、妹さんがオープンした喫茶店にお邪魔しました。もっちりおいしいナポリタンの秘密は?
●喫茶店のナポリタン
材料(2人分)
スパゲッティー 200g
ウインナー 4〜5本
タマネギ 1/2個
ビーマン 1個
A[ケチャップ大さじ3 ウスターソース大さじ1 牛乳大さじ1 砂糖小さじ1]
塩コショウ 適量
サラダ油 適量
【つくり方】
(1) 塩を適量加えたたっぷりの熱湯で、スパゲッティーを表示通りにゆでる。
(2) (1)を湯きりし冷水でしめた後、水気をきり、サラダ油をまぶす。
(3) フライパンに油を熱し、ウインナー・タマネギ・ピーマンを炒め、Aを加えで混ぜ合わせる。
(4) (3)のフライパンに(2)のスパゲッティーを入れ、混ぜ合わせ水気がなくなるまで炒める。器に盛りつけて完成。
●あの頃、喫茶店は「あこがれ」だった
あの時代、喫茶店は大人の社交場でした。常連客が多く、家族連れで行くというより、入るには資格がいるような敷居の高さがありました。
カウンター席に座れるぐらい大きくなった頃、親戚の叔父に連れて行ってもらい、従兄たちと食べたナポリタンのおいしさは忘れられません。大人の仲間入りをしたような気分になりました。
おうちであの味を再現するには、麺をゆでた後に一度冷水でしめて、サラダ油をからめて具材と一緒に炒めます。モチモチ感が出て、あの昭和のナポリタンに近づきます。
イタリア本場のアルデンテを知っていても、この日本が生んだナポリタンが大好きなのは、思い出も蘇るからなのかもしれません。