子どもが学校から持ち帰ってくるプリント類。気づいたらたまってしまい、必要なものがどこに行ったかわからない…なんてことはありませんか? 「ESSE暮らしグランプリ」でグランプリを受賞し、3人の子どもと夫の5人で暮らすharuさんに、プリント収納の工夫を教えてもらいました。

テーブルにちらかしたままでOK!無理なく続く、学校のプリント整理のコツ

春休みも終わり、新学期が始まりましたね。学年の始めはとくにプリント類の持ち帰りが多いですが、皆さんはどのように保管していますか?

私はズボラなので、プリントをなくしたり、書類の提出を忘れたりと数々の失敗をしてきました。なんとかしようといろいろ試してみた結果、今の方法でスムーズにいくようになったので、ご紹介します。

 

●面倒でも、プリント整理ができるしくみづくりとは

わが家では、子どもたちが帰ってきたら、それぞれプリントをテーブルに出してもらいます。それぞれ適当に置くのですが、このとき、あえて一時保管をしないようにしています。

常に片づいている家を目指して、持ち帰ったプリントを入れてもらうための一時保管ボックスを用意したこともありました。

ただ、キレイに一時保管ボックスに収まっていると、「忙しいから後で見よう」となり、それが積み重なって、気がつけばそのボックスが何日も見ていない書類でいっぱいに…。

そこで、毎日プリントを整理しなければいけない状況をつくるため、一時保管ボックスはやめてテーブルにそのまま置いてもらうことにしました。

テーブルがちらかっているとイライラするので、できるだけすぐにプリントを整理する習慣がつきました。

●保管、提出、処分。それぞれのプリント管理のポイント

プリントは保管期限ごとに分けて、それぞれ保管又は処分をしています。

分け方は以下の4つ。

(1) 長期保管が必要(1年〜在籍期間中)

(2) 短期保管が必要(数週間〜数か月)、よく見るもの

(3) 提出が必要

(4) 捨てる

それぞれのポイントについて、ご紹介していきます。

●長期保管が必要なプリント

要保管と書いてあったり、1年間〜数年保管が必要な書類は、無印のポリプロピレンバインダーに入れて保管しています。

以前は100均のものを使っていたのですが、リングがプラスチック製だと劣化して割れてしまったり、すぐにいっぱいになってしまったりしたので、リング部分が大きく、金属でしっかりしているこちらを愛用しています。

また、書類が入れにくいとファイリングも億劫になってしまうので、リフィルは出し入れしやすいサイド収納のものにしています。

値段がややお高めですが、入れるときのプチストレスがなくなり快適です。

●短期保管が必要なプリント

学年便りや、行事のお知らせなど、1か月で更新されたり、終わったら必要がなくなる書類は、出し入れのしやすさを重視し、レールファイルに入れて保管しています。

薄くて軽く、書類を入れてレールで挟むだけという簡単なところが気に入って使っています。

少しでもファイリングの手間を減らしたいので、保護者会の案内など、直近の行事ですぐに必要なくなる書類は、レールにも挟まずただファイルに挟んでおくだけです。

毎月学年便りが配布されるので、そのタイミングで前月の学年便りと、もう過ぎた行事のお便りも処分しています。

ズボラな管理ですが、簡単にできるようにすることでプリントの入れ替えがスムーズに続いています。

●提出するプリント

提出する書類は、基本的にその日に即記入して子どもに渡すようにしています。提出書類用の一時保管BOXをつくったこともありましたが、同じようにきちんとしまう場所をつくると、記入するのを忘れてしまうので、あえて保管場所は設けていません。

書き終わるまで片づかないので、あと回しにせずにすぐに書くようになりました。印鑑を押すのが一手間だったりもするので、印鑑つきのボールペンを使用しています。

●捨てるプリント

宿題のプリントや授業で使ったプリント、一度見たらもう見返さないであろうプリントは、即処分するようにしています。

書類を捨てる場所も、ダイニングテーブルの近くなので、すぐに捨てることができます。
また、たくさんのプリントがもったいないので、片面が白紙のものは裏紙としてとっておいてお絵描きやちょっとしたメモ書きなどに再利用するようにしています。

●入れやすい保管方法で、しまうハードルを下げる

子どもたちは、学校から毎日山のようにプリントを持ち帰ってくるので、気がつけばたまっていく一方。

ついあと回しにしてしまいがちですが、まず毎日整理をしないといけない仕組みをつくってみてはいかがでしょうか。しまいやすくすることで、整理するハードルも下がりますよ。

プリントの整理で悩んでいる方はぜひいろいろ試して、無理なく続く方法を見つけてみてくださいね。