天皇賞・春 ジャスティンパレスとC.ルメール騎手 (C)masamasa

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 30日、京都競馬場で行われたG1、天皇賞・春は、ジャスティンパレスがルメール騎手に導かれて快勝。G1初制覇を飾った。1番人気に支持されたタイトルホルダーは4コーナーでまさかの競走中止となり、競馬場内がざわつく結果となった。

天皇賞・春、勝利ジョッキーコメント
1着 ジャスティンパレス
C.ルメール騎手
「新しい京都競馬場での最初の天皇賞ですから、勝つことが出来て本当に嬉しいです。直線向いてからは絶対に勝つと思っていました。馬の動きはすごく良かったです。ずっと冷静に走ってくれたので、ディープボンドの後ろで段々ポジションを上げてきて、その後の直線ではずっとエンジョイしました。(新しい京都競馬場での初めてのG1を勝てたことは)嬉しく思いますね。みんな新しい競馬場で気持ち良くて、エキサイトしている。今日は沢山お客さんが来ていたので、競馬関係者もすごい喜んでいると思います。(この馬の可能性や強さは)長い距離でスーパーホースになりました。どこのレースにいけるかは分からないけど、有馬記念の2500mでも多分いけると思います」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 30日、京都競馬場で行われた11R・天皇賞・春(G1・4歳上オープン・芝3200m)は、C.ルメール騎乗の2番人気、ジャスティンパレス(牡4・栗東・杉山晴紀)が快勝した。2.1/2馬身差の2着にディープボンド(牡6・栗東・大久保龍志)、3着にシルヴァーソニック(牡7・栗東・池江泰寿)が入った。勝ちタイムは3:16.1(稍重)。

 1番人気で横山和生騎乗、タイトルホルダーは競走中止、3番人気で川田将雅騎乗、ボルドグフーシュ(牡4・栗東・宮本博)は6着敗退。

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波乱の天皇賞・春

 ルメール騎手が鮮やかな手綱さばきでジャスティンパレスをG1馬に導いた。道中はロスなく中団のインを追走し、やや前がかりの展開の中、勝負どころでは落ち着いて外から進出。切れ味鋭く直線で抜け出し、ライバルを圧倒した。1番人気に支持された横山和生騎乗、タイトルホルダーは4コーナーで大きく下がっていき、競走中止となっている。

ジャスティンパレス 10戦5勝
(牡4・栗東・杉山晴紀)
父:ディープインパクト
母:パレスルーマー
母父:Royal Anthem
馬主:三木正浩
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 ジャスティンパレス C.ルメール
2着 ディープボンド 和田竜二
3着 シルヴァーソニック D.レーン
4着 ブレークアップ 松山弘平
5着 マテンロウレオ 横山典弘
6着 ボルドグフーシュ 川田将雅
7着 エンドロール 永野猛蔵
8着 サンレイポケット M.デムーロ
9着 ディアスティマ 北村友一
10着 ヒュミドール 武豊
11着 アスクビクターモア 横山武史
12着 メロディーレーン 幸英明
13着 アイアンバローズ 坂井瑠星
14着 ディープモンスター 浜中俊
15着 トーセンカンビーナ 岩田望来

競走中止
タイトルホルダー 横山和生
アフリカンゴールド 国分恭介