年齢を重ね、いろいろな面で変化を感じる方も多いのでは? ここでは40代モデル・浜島直子さんが、仕事、お金、更年期...などの悩みを50代のライター・一田憲子さんがどう対処してきたのか伺いました。

40代の浜島さんから50代の一田さんへ5つの質問

40代の浜島さんから、50代の一田さんへ質問。一歩先を歩く人生の先輩に悩みを聞いてもらいました。

●Q:最近、洗濯物をたたむのをやめました。一田さんは、洗った衣類をどうしてますか?

<A:じつは私も、ずいぶん前からたたんでません(笑)>

浜島さん(以下浜)「一田さんの家はいつも片づいている印象。わが家は洗濯物が常に散らかっているから、最近たたむのを諦めて、家族各々のボックスにポイッと入れる形式に。これってずぼらすぎますか?」

一田さん(以下一)「うちだって、あかずの間にたたまないまま山になって、そこから直接着ることも。パンツもたたまず引き出しへ(笑)。手抜きできるところはしてしまいましょう!」

●Q:年齢とともに仕事の質に変化が。求められる仕事はすべて受けるべきですか?

<A:50代からは、本当にやりたいことだけを選べたら理想的>

浜「年齢とともに、仕事へのモチベーションも変わりますよね。こういう仕事はもうやらないと決めたことはありますか?」

一「残り時間には限りがあるから、優先順位を決めていいと思う。私も昔はたくさんの女性誌で執筆していたけれど、今は自分の本やムックで手いっぱいに。収入は減ったけれど、仕事の中心を“好きなこと”に置けているから満足です」

●Q:更年期、体の変化をどう乗り越えましたか?

<A:医師のアドバイス、サプリなどを上手に活用>

浜「ときどき顔がほてったり、だんだん生理があやしくなってきて…そろそろ更年期が始まるのかなぁ」

一「私はひどいホットフラッシュに悩まされ、扇子が手放せないように。のどのつまり感にも悩んで、食道がんの検査まで受けたほど。でも、大豆ヨーグルトやイソフラボン由来のサプリをとることでだいぶ改善して、2年くらいで抜け出すことができました」

●Q:お金とのつき合い方って難しい!不安がなくなりません…

<A:不安はゼロにはならないから、ときにはやりたいことを優先しても>

一「老後に向け、やっと家計を見直し始めました。まずは月の出費総額を出してみたら、あまりの多さに驚がく! 買い物を少し控え、天引き貯金を始めました。将来を見据え、“お財布”を小さくすることは大事。でも、何歳まで生きられるかはわかりません。だから、貯まったら〇〇しようではなく、ときには旅をしたりと、老いていく間も楽しみたいですよね」

●Q:年老いた両親とのつき合い方で気をつけていること、ありますか?

<A:自分の「正しい」を押しつけないように>

浜「数年前に義母が亡くなり、昨年義父が施設へ。次は自分の両親の番かなぁなんて考えることも」

一「私も90代の父と80代の母の様子を見に、前より頻繁に帰省しています。いつの間にか自分の方がお世話をする立場になってしまったけれど、親の全部を背負うことはできないし、今後どうするかは本人の気持ちも尊重したい。自分が考える正しさを押しつけないように気をつけています」

●対談を終えて

<浜島さんからひとこと>

一田さんのおかげで、将来を怖がりすぎなくてもいいんだという気持ちに。肩がふっと軽くなったみたい!

<一田さんからひとこと>

これからも、笑顔で明るく年を重ねていこう! はまじの顔を見ていたら、そんな前向きな気分になりました。