フジテレビ「ノンストップ!」のコーナー「ノンストップ! ESSE」。プロデューサーの吾妻聖子さんに、コーナーの裏側を紹介してもらいます。 今回は、春が旬のニラのおいしい食べ方について教えてもらいました。

笠原将弘さんに教わるニラのおいしいレシピ

今日は、春にぴったりの「ニラ」について、笠原将弘さんに教えていただいたレシピをご紹介しようと思います。

 

●絶品!ニラバターのつくり方

「ニラ」は香りもよくて、生でも食べられますし、卵と炒めるだけで一品になるし、私も大好きな食材です。でも、笠原さんの「ニラ」の使い方は、とっても意外でした! なんと「ニラ」とバターを合わせた「ニラバター」をつくるというものなんです。ニラとバターって、イメージにないですよね。これがびっくりするほど合うんです。

つくり方はとっても簡単。常温に戻してやわらかくなったバター(100g)に、みじん切りにしたニラ(30g)とすりおろしたニンニク(小さじ1/4)を入れてよ〜く混ぜるだけ! 
混ざったら、ぜひそのままなめてみてください! これが、本当においしいんです。バターのなめらかな舌触りの中に、ニラの風味がハーブのように鼻に抜けて、まるでホテルのレストランにいる感覚になります。パンに塗るのはもちろんなんですが、料理に使うのもおすすめです。

私はスタジオで、鶏のささみをニラバターで焼いたものを食べたのですが、これも絶品でした。ニンニクとニラの風味が、調味料のように鶏のささみをごちそうにしてくれます。炒め物やチャーハンなどに使うのも、絶対おいしくなると思います

●この意外な組み合わせを思いついたきっかけって?

ニラとバターなんて、「いつ思いついたの?」と思ったので、笠原さんに聞いてみました。

この日のメインのお料理は「和風ニラキーマカレー」だったのですが、じつはこのキーマカレー、思いついたのは「羊のひき肉とパセリのカレーを食べたから」だそうなんです。「羊とパセリ」を和風に変換したら、「豚とニラ」になったんだとか。たしかに、パセリって癖がある葉物というイメージですよね。だから、そこからニラという発想になるのもうなづけます。そして、ここを起点としてニラバターが生まれます。パセリの代用でニラがいける! となった笠原さんは、パセリバターがあるならニラバターもいけるのでは? となったわけです。つまり笠原さんの頭の中では「パセリ→ニラ」が刻まれたということですね。

私もこのノンストップ!ESSEのコーナーに関わって9年目、数々のレシピに触れてきましたが、大抵「〇〇に合うものといえば…」という発想から考えます。でも、笠原さんの「〇〇に似た食材で使いやすいものは」という発想から生まれるレシピの方が、意外性もあるし発見にもつながるんです。これはやはり、プロならではの発想だなと感動します。

皆さんも、ぜひこの新しいレシピを味わってみてください。