関東地方に住む62歳の専業主婦、ライフさん。YouTubeチャンネル「60歳からの幸せライフ」で、60代のシンプルな暮らし術などを発信しています。そんなライフさんの、手放しても問題なかったものや大人の友達づき合い、インテリア術などをまとめてご紹介します。

60代夫婦が捨てても困らなかったもの3つ。狭い家がすっきり片づく

関東に住む62歳の専業主婦、ライフさん。YouTube「60歳からの幸せライフ」にて、60代のシンプルな暮らし術などを発信しています。

ライフさんのおうちには、多くの家にある靴箱と洗面台のキャビネットがありません。ご自身で処分したそうです。そしたら狭い空間がすっきりとしました。

なぜ捨てたのか、代わりにどのような収納をしているか、お聞きしました。

●1:靴箱を処分したら玄関がすっきり。靴は廊下の収納スペースへ

上の写真の花ビンの位置には、以前は12足ほどの靴が入る木製の靴箱が置いてあったそうです。しかし夫婦ふたりの靴はすべて収まりきらず、廊下の収納スペースも併用していました。

次第に廊下の収納スペースだけで事たりることに気づき、靴箱を撤去することに。

靴を着脱する“たたき”から、収納スペースは徒歩3歩の距離。靴底が汚れたときは、外で払ってからしまうので、廊下に砂汚れが落ちることもほとんどありません。

「靴箱を処分したら、さっぱりした玄関になりました」と満足げなライフさん。

収納スペースを靴入れにするために、旦那さんとDIYをして棚板を増やしました。棚板をホームセンターで購入し、サイズを合わせてのこぎりで切って作成したと言います。

 

●2:洗面所のキャビネットを処分。ドライヤーもお化粧も、リビングですれば暖かい

「洗面台のキャビネットも捨てました」とライフさん。

もともとは、白い鏡つきの3段キャビネットが備えつけられていて、各自のものを置いていました。しかし子どもたちが巣立つと、一気に収納するものが減り、中がスカスカになってしまいました。そこで思いきって捨てることを決意。
代わりにホームセンターで購入した、鏡と木の飾り台を自分たちで取りつけ、壁も塗り直しました。

キャビネットに収納していたドライヤー、スキンケア用品、化粧道具、夫のひげそりは、すべてリビングへ移動。現在はドライヤーやスキンケアはリビングで行っているそうです。

リビングと繋がったキッチンに鏡を飾り、ライフさんのお化粧や夫のひげそりはそこでしています。

不便かと思いきや「リビングやキッチンのほうが、洗面所よりも冬は暖かく夏は涼しいので、髪を乾かすのもスキンケアをするにもかえって快適ですよ。ただメイクに関しては、私が眉と口紅を塗るだけだから、できるのかもしれませんね」とライフさん。

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60代、「合わない友達」を手放して心がラクに。大人のつき合いのコツ4つ

ライフさんのYouTube「60歳からの幸せライフ」で多くの方から共感が寄せられたのが、「友人は少なくても大丈夫」という内容を描いた動画。

ライフさんが友人関係で、手放してラクになったことを伺いました。

●1:生き方が違うなと感じた友達から距離をおいたら、気持ちがグッとラクに

以前は根本の考え方が違う友人とも話を合わせていたライフさん。しかし、だんだん話を合わせることがきつくなってきたそうです。最後はそっと、ライフさんから友人の元を離れました。

少しずつそうした友人や仲間から離れていったら、周りには「程よい距離感を保ちながら、心地よい会話ができる」人だけが残りました。

「若いときは“近くにいて、一緒に遊ぶと楽しいこと”を友人には求めていました。しかし年を重ねるにつれて、心地よさを重視するようになりました。もちろん人によって友人関係にはいろいろな考えがあると思います。ただ私の場合は、無理をしたり気を遣わないといけない関係はもういいかなと考えるようになりました」

●2:熱量が同じでない人とのつき合いをやめたら、「私ばっかり」から解放された

お互いの“好き”の熱量が違う友人に、思いきって連絡をとるのをやめたライフさん。すると「いつも私ばっかり連絡してる?」というモヤモヤから解放されました。

「大好きな友人がいましたが、いつも私から連絡をとっていました。しかしふと『私がどんなに相手を好きでも、お互いの熱量が同じでないと友人とは言えないかもしれない。相手は私を必要としていないのかもしれない』と思うようになり、連絡をとるのをやめました。コロナで周りとの関係を見直したことも影響していたと思います」

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62歳のシンプルおしゃれなインテリア術。実際より広い部屋に見せるコツ4つ

ライフさんから、狭い部屋でもすっきり広く見せる工夫や、あか抜けた部屋をつくる工夫を教えていただきました。

 

●1:扉をあけたときの角に雑貨を置くと華やかに

ライフさんのおうちは築25年の2階建ての一軒家で、間取りは4LDK。今はふたりのお子さんが巣立ち、夫婦2人で暮らしています。

シンプルなのにどことなく華やかさを感じる秘訣は、「雑貨を置く場所」にありました。

「角に雑貨を置くと、あか抜けた部屋になります」とライフさん。

リビングの扉から中を撮影したものですが、よく見ると角に雑貨を配置していることがわかります。

たとえば、部屋の左隅にあるテレビとオブジェ、出窓の左角にはランプ、右角にはサボテンと観葉植物がありますね。

 

●2:いちばんの華やかポイントは、真っ先に目につく角部分

「部屋の扉をあけたときに真っ先に見える部分がポイント。ここに雑貨を飾ると部屋の印象が変わりますよ」とライフさん。

この方法はリビングだけでなく、ほかの部屋にも応用できます。

たとえば書斎(以前は長男が使用していた部屋)では、奥の壁の角が目がいきやすい場所。ここには義理のお母様が使用していたアンティークランプを飾っています。

これはライフさんのお気に入り。よく目にする位置にお気に入りのものを置くと、よりごきげんでいられるのだそうです。

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60代、「重い服」はもういらない。服を手放して軽やかに暮らすコツ4つ

服を捨てる方法や捨てたことで得たメリットを教えていただきました。

●1:引き出しの中の服を「全部出し」してから整理する

ファッション好きな人ほど、気がつくとタンスいっぱいに服を溜めてしまいがち。

ライフさんも、引き出しに服をぎゅうぎゅうに詰めてしまっているときがあったそうです。引き出しをあけると、「まるでびっくり箱のように、ボンっと中身があふれてしまうこともあった」と言います。

「引き出しの中身が多い人には、一度、中のものを全部取り出してから整理を始めることをおすすめします」とライフさん。

「自分も覚えていないような服がないかを確認する作業が大切なんです」

面倒ですが、そのひと手間でタンスの中身を片づけやすくなるとのこと。

全部出しすることで、後戻りできない「整理しなきゃいけない状況」にするのも、整理のコツです。

●2:「重い服」を捨てたら、軽やかに活動できるようになった

ライフさんは還暦を過ぎた頃から、衣類や小物の重さが気になるようになったと言います。

思いきって重くて厚みがあるコートを手放し、軽いものにチェンジ。すると、長時間のお出かけがラクになり、満足度が上がったそうです。

「最初は、軽くて薄いダウンジャケットでは寒さは乗りきれないのでは? と不安がありました。しかし実際着てみると、想像よりも暖かいんですね。今ではすっかりお気に入りです」とライフさん。

薄手のアイテムを重ね着することで、少ないアイテムで暖かく過ごせます。

ライフさんがこれらの経験をYouTubeチャンネルでお話をしたところ、視聴者のみなさんからたくさんの共感の声が寄せられたそうです。

ほかにも重い肩掛けのバッグは娘さんに譲り、軽く両手が自由になるリュックタイプに変更したところ、とても活動しやすくなりました。

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