子育てをしながら20Kgのダイエットに成功した、人気インスタグラマーのにーよんさん。ご自身初の著書となる『ダイエット母さん、20Kgの脂肪をちぎり捨ててみた。 マネするだけ5日間痩せプログラム』(KADOKAWA刊)も大人気です。

太っていた頃の自分のことが、今では大好き

お金をかけずに、日々の生活の中でやせられるコツとやる気の保ち方について語ってくれた前編に続き、ここでは、ダイエット成功を経た、今のご自身の気持ちや周りの反応などについて教えてくれました。

【写真】20kgやせる前のにーよんさん

●太っていた頃の自分のことが、今では大好きだと思えるように

――20kgの減量成功となると、体だけではなくて、心にも変化が現れたのではないかと思いますが、いかがでしょうか?

にーよんさん(以下、にーよん):そうですね。太っていた頃に比べると、悲観的ではなくなったと思います。それから、これはやせて気づいたことなのですが、おデブ時代の私も、別に不幸ではなかったんですよね。

あの頃は、私は子育てもちゃんとできていないし、部屋も散らかり放題だし、自分ってなんてダメなんだろうと思ってました。でも今振り返ると、そんなことはまったくなくて。私、一生懸命やっていました。必死だったからこそ、ダメだしをしていたのかなとも思うんですけれども。家族での生活も楽しんでいましたし。あの頃の私のことも、今では大好きなんです。

――食生活も含め、子育て自体にも変化はありましたか?

にーよん:子どものご飯と私のダイエットメニューを切り分けて、買い物をするようになりました。

太っていた頃の私は、“自分のためにレシピを考える”ことが一切なかったんですよね。育ち盛りの子ども達に合わせて、食材を買い、料理をしていました。5人の子どもたちが好むカップラーメンや、菓子パンも大量に買っていましたし。でも結局それを自分が食べちゃうんですよね。

家族が好む買いものを最優先にしなきゃ、とちょっと思い込み過ぎていたかも。これ、多くの子育て中のお母さんが経験されている気持ちだと思います。でも今は、私のためのヘルシーな食材を買うのが楽しいし、子どもたちの食べるものを、私用のレシピに寄せてしまえばいいんだ! とも、思うようになりました。

●自分のための食事づくりも楽しいもの

――ダイエットを機に、ご自身のケアに目をむけられたにーよんさん。お子さんや周りの方からの反応はいかがでしたか?

にーよん:どうせ食べないだろうとつくっていなかった、焼き魚などの素朴な和食に、意外とみんなが食いついてきたんです。ダイエットを始めてからのほうが、食事のバリエーションが広がり、食卓も豊かになりました。見た目に関しては、昔の写真を見て、「お母さんこんなに太ってたっけ〜?」とかぐらいでしょうか(笑)。

近所の方から、「どこの別嬪さんかと思った〜」「見違えちゃって〜」と、ほめられたときは、素直にうれしかったですね。それからママ友たちから、どんなサプリ飲んだの? とか、質問が殺到しました(笑)。だから、サプリじゃないよ、食べものを変えたらぐんぐん減った、と伝えました。

――なりたい自分像を手に入れた今、これからの目標はなんでしょうか。

にーよん:私の場合はダイエットに成功したことで、毎日がより楽しくなりました。今の体型で満足しているので、これ以上、必死になって体重落とし続けないと、みたいな焦りや、過剰なやせ願望はないです。

今は食べることを楽しみながら、心身共に気持ちよく過ごすことが大切だと思っています。そのひとつとして、暮らし周りを整えることにも興味が出てきました。

●理想の体型をつくれる可能性は高い!

――では最後に、これからダイエットをしようか迷っている方にアドバイスをください。

にーよん:ダイエットは、正しくやれば、必ず成功しますし、結果が出ます。宝くじに当たる確率よりも、理想の体型をつくれる可能性のほうが高いです(笑)。

甘いものが食べたい、でも体重が気になる、と思ったときには、「今やれば必ず結果が出る!」の言葉を思い出していただければ、必要のないドカ食いは抑えられるかもしれません! まずは「5日間」だけがんばってみる。その5日間のがんばりでも見た目が変わります。

あとは部活みたいな感覚で、夫婦で〇kg落ちたらおいしいものを食べよう、というふうに仲間と一緒に励まし合いながら続けるのもいいですよね。うちも、先にやせたほうが、やせなかったほうへおこづかいを渡す、という賭けをして、私が勝ちました(笑)。もし、今ダイエットしなくても楽しく満足に暮らせているなら、世間で言われているような“やせが勝利”の定義に惑わされず、今のままで充分だと思います。

でもダイエットすることでもっと楽しく暮らせそうなら、いちばん若い今がダイエット最適期です。ダイエットは人生を変えるチャンス! できない理由は投げ捨てて今から一緒に始めちゃいましょう!