オランダには特定の季節に「道」と勘違いして人が落ちる運河がある→納得の光景
運河が多く「水の国」と呼ばれるオランダ。
ユトレヒトには冬場になると砂利道だと勘違いして、落ちる人が続出する運河があるのだとか。
その理由がわかる写真をご覧ください。
People falling in to the water because they think this is a gravel road. : Reddit
Lmao, this pond looks like gravel at certain times of the year because the surface is covered with duckweed. Maybe put a railing up?pic.twitter.com/WeywndYjVc
— Hostile Design (@hostiledesign)March 12, 2023
運河はどこ!?
砂利道だと勘違いするのも無理はない赤い表面。
この正体は、水生シダ植物であるアカウキクサ(Azolla)が大量発生したものだそうです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●この標識があることで、より危険性が増している気がする。
↑そう、歩行者を示す標識があることで、自分ならろくに内容まで確認しないと思う。
↑浮いているブイに乗せておくといい。それが上下に揺れれば注意を引くことができるかも。
●この赤いものが何か気になったので、数日前にここに来たよ(笑)
場所はオランダのユトレヒト、レインスウェルトにある。
↑自転車道とそっくり。どうりで人が落ちるはずだよ(笑)
↑「もしかしたら、これは自転車専用レーンがその色をしていない国にあるのかもしれない」と思ったが、さすがにないか。
↑自分が思ったのは、新しい自転車専用レーンが設置されたばかりで、まさにこの色そしていた。自分ならこの運河で溺れ、水死に向かって自転車を漕ぐんだろうと思う。
↑カナダに住んでいるが、これは間違いなくクランベリーだと思った。カナダはクランベリーの大量生産国の一つで収穫のために、茂みを水浸しにして(通常、数フィート地中に沈んでいる)クランベリーを浮かせて掃除機で吸い上げる
↑畑のクモもクランベリーの掃除機を這い上がってくる。
●OK、いったいなぜ水が赤いのかわかる?
↑ウキクサっぽい。川や湖の水面をコーティングして、こんな風になる。光を遮断して水中の酸素循環を乱し、魚や水生植物を枯らすことが多いので、生態系にとって本当に悪い存在だね。
↑ググったら、ウキクサと混同されやすい類似の植物、アゾラ(アカウキクサ)のようだよ。
↑アゾラだよ。赤くなるのは寒い季節。春や夏は緑。そうすると芝生に見える。どちらにしても落ちる人には理想的ではない。
●「砂利道だと思って水に落ちる人が続出している。何とかしたほうがいいのでは?」
「標識をそこに一つ置きなさい。どこでもいいから、1つだけね」
↑階段も忘れずに(笑) そのまま入ってくれと言わんばかり(笑)
↑1度落ちたら簡単に出られるようにあるんだと思った。
↑しかも標識はありふれた感じで目に留まらない。
↑三角形の標識は道路標識で、水の中ではよく見かける……ちょっと待って、そんなことはない。
↑そう、標識が水の中にあるせいで固い地面に立っていると思わせる。
●これはオランダのユトレヒトにある 「沈没船 」。1993年からある。
問題は近年アカウキクサが発生し始めたこと。普段は緑色でストレス(寒さ)で赤くなる。市は、過去30年間、必要のなかった愚かな標識を設置するよりも、むしろ雑草の問題を解決すべき。
アカウキクサが浮いてないときの現地はこんな感じだそうです。