鮮やかな国籍標識も ポーランド向けFA-50軽戦闘機が初披露 引き渡しは2023年中
戦闘機にも、軽攻撃機にも、練習機にもなる汎用機。
すでにパイロットや技術スタッフの教育も実施中
ポーランド軍総司令部は2023年3月9日、自国軍向けに製造された韓国製FA-50軽戦闘機の画像を公開しました。
KAIの敷地内で撮影されたポーランド空軍向けのFA-50軽戦闘機(画像:ポーランド軍総司令部)。
写真は韓国国内にあるKAI(韓国航空宇宙産業)の工場敷地内で撮影されたもので、すでに垂直尾翼にはポーランド空軍所属であることを示す赤白の国籍標識が描き込まれています。説明によると最初の製造分12機は2023年の第3四半期に納入される予定で、すでにポーランド人パイロット4名が韓国国内で訓練中であるほか、技術スタッフも教育を受けているといいます。
ポーランド軍総司令部は、FA-50の役割は空軍力を補強するための支援戦闘機と位置づけており、将来的には開発中の新型戦闘機のパイロット教育にも使えると考えている模様です。
現地メディアによると、配備先は首都ワルシャワ東方にあるミンスク・マゾヴィエツキにある第23戦術空軍基地が予定されているそうです。