敦賀駅は「銀河鉄道999」など15曲の候補の中から選ばれました。

2024年春の開業まで工事大詰め


北陸新幹線を走るE7系(画像:写真AC)。

 JR西日本は2023年3月10日(金)、建設が進められている北陸新幹線の金沢〜敦賀間の延伸部について、新設される6駅の発車メロディを発表しました。

 小松駅と加賀温泉駅は松任谷由実さん作曲・松任谷正隆さん編曲のオリジナル曲で、芦原温泉駅は堀田庸元さん作曲のオリジナル曲、福井駅は葉加瀬太郎さん作曲の「Symphonic 悠久の一乗谷」、越前たけふ駅は細川俊夫さん作曲のオリジナル曲、終点・敦賀駅は佐淡豊さん作曲で、「敦賀まつり」などで地元にも知名度が高い「来い来い敦賀」となっています。

 楽曲のコンセプトは以下のとおり。
●小松駅:小松駅に降り立つ人、小松駅を通過する人が、ふと空を見上げて元気になるような、マーチを感じさせる勇気が湧くメロディ。
●加賀温泉駅:短いメロディの中にある「加賀」という響きと「温泉」が相まった、いかにも雅で秘めやかな日本の風情が感じられるメロディ。
●芦原温泉駅:竹田川や湧き上がる温泉をコンセプトに、光り輝くあわら市の未来に向け、明るく、爽やかで、エネルギッシュなメロディ。
●福井駅「Symphonic 悠久の一乗谷」:葉加瀬太郎氏が一乗谷朝倉氏遺跡を訪れた際に感じた、明媚な景色と時間、山の手触りや谷を吹く風の香りを表現。
●越前たけふ駅:聴くたび楽しく、ユーモアがあり、嬉しくなるメロディ。音響合成技術により「越前打刃物」の打撃音を作曲に活用。
●敦賀駅「来い来い敦賀」:明るく爽やかで聞きあたりのよい音調とし、敦賀駅のデザインイメージである「煌めく大海から未来へ飛翔」及び新幹線の疾走感を連想できる曲。

 敦賀駅のメロディは2021年7月から選定が進められ、候補曲には「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」など松本零士さんにちなんだ楽曲のほか、「君をのせて」「おさかな天国」「われは海の子」など15曲が挙げられていました。