L.Aは、あの「飛行機の墓場」として知られるモハベ空港の近くにあります。

2023年5月16日出発限定

 JAL(日本航空)が2023年5月16日から出発限定で、同社史上初となるユニークな海外ツアーを実施します。退役する旅客機の国際フェリーフライト(回送運航)に旅客を特別搭乗させるというものです。


JALのボーイング777-200ER(乗りものニュース編集部撮影)。

 ツアーは4・6日間の2コースで構成。往路は同社から退役するボーイング777-200ERに乗り、羽田空港からアメリカ・ロサンゼルスへ。ツアーでは、国際線フライト中のパイロットによる実況解説があるほか、パイロットが考案したオリジナル航路での運航も予定されています。ツアーの詳細については公式ページで今後発表するとのことですが、ロサンゼルス到着後も退役機に関するファン向けのプログラムが組まれている可能性も考えられます。

 ツアーの発売は3月16日の予定で、公式サイトからの販売のみ。指定期間での抽選応募の形態を取るとのことです。

 JALのボーイング777-200ERは、2002年8月に運航を開始。導入以来長らく国際線をメインで担当したのち、近年では国内線機材に転換され、おもに羽田発着の国内幹線などへ投入されていました。同社では777-200ERを、2023年度上期中に退役させる方針を決定済み。この777-200ERの退役により、JAL国内線で長年主力機のひとつだったボーイング777シリーズが姿を消すことになります。