上三川町で2日、通学途中の中学生に車で衝突し軽いけがをさせそのまま逃走したとして警察は2日夜、運転していた高校の実習教員の男を逮捕しました。

ひき逃げなどの疑いで逮捕されたのは下野市に住む高校の実習教員の男(31)です。男は2日、午前7時40分ごろ上三川町三川町上三川の信号機のない十字路交差点で自転車で通学途中だった13歳の女子中学生に車で衝突し、けがをさせたうえ手当てをすることなくそのまま逃走した疑いがもたれています。

女子生徒はその場で転倒し左手と口の中を切る軽いけがをしました。女子生徒は事故の後、自宅に戻り家族が警察に通報したということです。

調べに対し男は「人通りが少ないのでばれないだろうと思った」と容疑を認めているということです。

県教育委員会によりますと男は事故を起こしたあといつもと変わらず高校に出勤していたということです。警察が事故の状況などを詳しく調べています。

職員の逮捕を受けて県教育委員会の阿久澤真理教育長は「逮捕されたことは痛恨の極みであり被害に遭われた生徒や保護者そして広く県民の皆様に心からお詫び申し上げます。事実関係の詳細を確認の上厳正に対処して参りたい」とコメントしています。