日光市の今市特別支援学校でひな祭りの3日、プロの料理人たちが料理をふるまう恒例の「ひなまつり会食会」が行われました。

 この会食会は調理師などで作る全日本司厨士協会の栃木県本部が、子供たちに食事のマナーなどを楽しく学んでもらおうと、1986年からひな祭りに合わせ毎年開いていました。新型コロナウイルスの影響で今回は3年ぶりの開催になりました。

 35回目となる3日は、コロナに配慮して今までのコース料理からお弁当での会食となりました。県内のホテルやレストランなどで働くシェフたち15人が学校を訪れ、この日を楽しみにしていた小学部から高等部までの児童・生徒84人にお弁当を振る舞いました。

 子どもたちは、開会式で「いただきます」のあいさつをした後、一人ずつお弁当やパンなどをお盆に乗せてもらい、教室に戻って県内の食材などを使った魚のフライやソーセージ、鶏肉のクリーム煮などのおいしい料理を楽しみました。そして最後にはイチゴがのった「ひな祭りケーキ」を食べ笑顔がこぼれました。