宇都宮市の動物園で人気者のキリンの大家族がのんびり暮らせる小屋を作りたいと、インターネットで資金を募るクラウドファンディングが行われています。

 宇都宮市上金井町の宇都宮動物園には8頭のアミメキリンがいて、園によりますとこのうちオスの「ハツカ」は日本動物園水族館協会に加盟している施設で国内最高齢の29歳です。人間では100歳に近いということです。

 現在、キリンが寝る小屋は4室ありますが、頭数が増えたことで手狭となり老朽化も進んでいます。特にハツカが高齢であることから、単独でのんびりとストレスなく暮らしてもらいたいと園は部屋の増改築を決めました。

 この一方で新型コロナウイルスの影響で団体入園者が減少するなど収入源の柱の入園料収入が打撃を受けていることから、クラウドファンディングで資金を募ることにしたということです。園は2021年にもゾウの飼育施設のプールを改修するため、クラウドファンディングを実施しています。

 今回は2月13日から3月25日まで実施し、目標金額は1500万円で3月1日までに約550万円が集まっています。クラウドファンディングに応じた支援者には、金額に応じて返礼があります。応募は宇都宮動物園のホームページのリンク先「レディーフォー」のサイトで受け付けています。