当時17歳の少女にみだらな行為をしたとして逮捕された49歳の警察官が2日、略式起訴され、罰金50万円の略式命令を受けました。県警察本部は2日、警察官を停職6カ月の懲戒処分としました。

 佐野警察署に勤務する49歳の警部補は2022年12月28日、県内のホテルで18歳未満と知りながら、SNSで知り合った県内に住む当時17歳の少女に現金を渡してみだらな行為をしたとして2月10日、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕されました。

 宇都宮区検は2日、警部補を略式起訴し、宇都宮簡易裁判所は罰金50万円の略式命令を出しました。

 また、県警察本部は2日、警部補を停職6カ月の懲戒処分にしました。本人からは退職願が提出され、受理されました。

 これまでの調べに対し警部補は「申し訳ないことをした」と容疑を認めていて、動機については「性的欲求を満たしたかった」と話しているということです。

 職員の不祥事を受けて、本澤成忠首席監察官は「被害者及び保護者ならびに県民の皆様に深くお詫び申し上げます。捜査結果を踏まえ厳正に処分いたしました。職務倫理教養の充実など諸対策を強力に推進し、県民の信頼回復に努めてまいります。」とコメントしています。