地域活性化に向けて、プロスポーツで培ったノウハウや人材を幅広い分野で活用しようと、宇都宮市は28日、市内に拠点を置く3つのプロスポーツチームと包括連携協定を結びました。

 協定の締結式には宇都宮市の佐藤栄一市長と「栃木サッカークラブ」の橋本大輔社長、宇都宮ブレックスの運営会社「栃木ブレックス」の藤本光正社長、宇都宮ブリッツェンの運営会社「サイクルスポーツマネージメント」の柿沼章社長が出席し、協定書にサインを交わしました。

 宇都宮市は2022年3月にスポーツ都市戦略を策定し、市内をホームタウンとして活動している3つのプロチームと連携を強化していく中で、包括連携協定を締結することになりました。協定ではスポーツの振興や健康増進、それに地域活性化を目指し、これまで取り組んできた選手による子供たちの指導や高齢者のスポーツ教室などを強化していくほか、新たな事業も検討していくということです。

 佐藤市長は「プロチームと市民の一体感の醸成を加速しシビックプライドを高めたい」と期待しました。