次世代型路面電車・LRTが2023年8月に開業するのを前に、沿線にある小学校に通う子どもたちが、周辺の交通ルールや車両の乗り方について学ぶ教室が開かれました。

 この安全教室は、学校の目の前をLRTが通り停留所がある宇都宮市の平石中央小学校に通う児童およそ50人を対象に開かれました。

 はじめに児童たちは、市の職員から交差点での待ち方などの基本的なルールについて、紙芝居で説明を受けました。その後、学校から500メートルほど離れた車両基地まで歩いて移動し、LRTの沿線を通行するときの注意点など教わりました。自転車や車いすでレールの上を横断する場面では、溝にタイヤがはまらないようにレールに対して垂直に渡ることを実際に見て学びました。

 また、LRTが近づいていることを示す表示器についても説明をけ、音声や文字での警告に続いて車両が通過することを確認しました。

 最後に、平石停留所に停車しているLRTに乗った児童たちは、ICカードと現金を使った乗り方や、車両に施されたデザインのモチーフについて理解を深めました。