建設業界の担い手不足の解消につなげようと、国土交通省・日光砂防事務所と県内の建設会社が２７日、地元の高校生が工事現場を見学する体験会を開きました。

　見学会は、高校生に建設業界への興味や関心を持ってもらうとともに、建設現場で先進的な情報技術・ＩＣＴが取り入れられていることを知ってもらおうと開かれたものです。

　今市工業高校建設工学科の２年生２３人が、日光市所野の霧降大橋下流にある大谷川で砂防工事をしている現場を見学しました。生徒たちは、建設会社の社員に指導を受けながら、掘削に使われている重機バックホーを実際に操作しました。

　ＩＣＴが搭載されている最新のバックホーでは、コンピューターのサポートで簡単に操作できることを体験しました。

　測量の体験ではＩＣＴによる新型の測量機を使って、漢字の「今」を作る課題に挑戦し、ＩＣＴを使うと経験の少ない人でも効率よく作業ができることを学びました。