那須烏山市の川俣純子市長は21日、会見を開き一般会計で前の年度から7.5%増の120億円となる新年度当初予算案を発表しました。

那須烏山市の新年度当初予算案は、前の年度に比べ8億4千万円、率にして7.5%増の120億円になりました。120億円台となったのは2012年度以来11年ぶりです。

那須烏山市では、来年度から新たに5年間のまちづくりの指針となる第3次総合計画が始まることから、これに沿った予算となりました。第3次総合計画には、未来につなぐ健やかな暮らしや学び、賑わい、安全・安心など5つの基本目標が掲げられています。

新規事業として、認定こども園施設の整備におよそ3億2700万円を計上しています。現在、浸水想定区域にある保育園と高台の幼稚園とを統合し健やかな子どもの育成を図る重要拠点とする方針です。

そのほか脱炭素化の推進におよそ2億2千万円、JR烏山線の開業100年記念事業に500万円、またJR烏山線を利用して高校へ通学する生徒の保護者への助成として通学定期券購入費補助金に876万円が充てられています。