就役したのは2002年6月です。

安定したインド太平洋の実現へ


ミサイル駆逐艦「シュープ」(画像:アメリカ海軍第7艦隊)。

 アメリカ海軍第7艦隊は2022年12月19日(月)、ミサイル駆逐艦「シュープ」が在日米軍の横須賀海軍施設に到着し、第7艦隊所属として前方配備についたと発表しました。

「シュープ」は、アーレイバーク級駆逐艦の36番艦。2000(平成12)年11月に進水し、2002(平成14)年6月に就役しました。全長155m、基準排水量約9200トン、乗組員数は約270人です。多くの改良が施された「フライトIIA」と呼ばれるタイプに属します。

 フライトIIAとは、「フライトI」と呼ばれる初期建造艦に比べイージスシステムを最新型の「ベースライン9」へ更新し、艦隊防空能力以外にも弾道ミサイル対処能力を向上させています。さらに「シュープ」は艦載ヘリコプター用の発着甲板を備え、MH-60多用途哨戒ヘリコプターを2機運用できます。

「シュープ」は、インド太平洋地域の安全と安定に寄与することが期待されています。