静岡市上下水道局と中部電力は12月13日、中部電力が提供する電力スマートメーターの通信網を活用した中山間地域の水道自動検針に関する実証試験の基本協定を締結したことを発表した。

水道自動検針のイメージ

静岡市上下水道局らはこれまでに、静岡市駿河区における水道・都市ガス自動検針の実証試験で、市街地集合住宅における電力スマートメーター通信網を活用した自動検針の有用性を確認している。

今回公表した実証試験では、水道の検針業務に負荷がかかる中山間地域を対象エリアとして、水道の自動検針を行い、広域での電力スマートメーター通信網を活用した通信の有用性の検証を進めていくという。

また、水道の使用量データ利活用による、新たな付加価値サービス検討の一環として、使用量データの見える化等の検証も行う。

実証実験の期間は、2023年1月〜2024年12月。静岡市中山間地域は100戸(予定)。検証内容は、水道自動検針の中山間地域でのスマートメーター通信網の有用性の検証、使用量データの見える化等の検証など。