ドイツ代表に苦言を呈したヴェンゲル。(C)Getty Images

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 元アーセナルの監督で、名古屋グランパスなどでも指揮を執ったアーセン・ヴェンゲル氏が、カタール・ワールドカップでグループステージ敗退となったドイツ代表を非難した。

『The Athletic』などによれば、現在はFIFA(国際サッカー連盟)の要職に就くヴェンゲル氏は、4日に行なわれたメディアブリーフィングで、日本代表の後塵を拝してグループステージを敗退となったドイツについて尋ねられると、次のように答えた。

【画像】ヴェンゲルが非難。ドイツ代表が日本戦の前に取った行動
「(好成績を収めたのは)精神的に準備ができていて、政治的デモではなく、試合に集中していたチームだ」

 ドイツは、同性愛や多様性を訴える『OneLove』運動の一環として、虹色の腕章の着用を計画したが、FIFAが罰則を科すと警告したために断念。日本戦の集合写真撮影の際に、口を手で塞ぐポーズを取って抗議した。

 その日本戦で1−2と敗れたこともあり、ヴェンゲル氏は、こうした行為をするよりも、試合に集中すべきだったと考えているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部