歓喜するオランダのイレブン【写真:ロイター】

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カタールW杯決勝トーナメント1回戦

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は3日(日本時間4日)、決勝トーナメント1回戦で米国はオランダに1−3で敗れ、4大会ぶりの8強入りはならなかった。試合後、オランダ首相が米バイデン大統領に対して“謝罪”。茶目っ気たっぷりの行動に海外ファンから「ユーモア」「俺の国は面白い」といった反響が寄せられている。

 3大会連続で決勝トーナメントに進んだ米国だったが、オランダの華麗なパス回しに翻弄された。前半10分に許した先制点はオランダにパスを20本も繋がれて決められたもの。その後も前半に追加点を奪われ、後半に1点を返したものの、再びゴールを決められ、3失点で大会を去ることになった。

 これに反応したのが、何とオランダのマルク・ルッテ首相。ジョー・バイデン米大統領の投稿をリツイートする形で「ごめんねジョー。フットボールが勝った」と絵文字入りで投稿。この話の伏線となっているのがバイデン大統領が試合前、米国代表に対して発した動画ツイートだった。

 バイデン大統領はタイラー・アダムスからパスをもらうという動画演出の中で「これを“サッカー”と言うんだ。ゴー、USA 君たちならできる」と激励。米国内では「It’s called soccer!(サッカーって呼ぶんだ!)」といったチャントを叫ぶファンの動画が拡散しており、バイデン大統領もこれに“呼応”した形だった。

 しかし、結果は“フットボール派”のオランダの勝利。ルッテ首相の投稿には「良い冷やかし」「ユーモア」「これがフットボール」「フットボールはいつも勝つ!」「欧州最高のリーダー!」「ジョーと呼んでいるんだ(笑)」「俺の国は面白い」といった反応が寄せられている。

(THE ANSWER編集部)