本田圭佑(編集部撮影)

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サッカー元日本代表の本田圭佑選手が2022年12月2日、W杯グループステージ第3戦・スペイン戦で「ABEMA」中継で、ピッチ解説を務めたヴィッセル神戸の槙野智章選手に放ったツッコミが、ツイッターで笑いを呼んでいる。

「メディアとして僕はしっかり来ていますので......」

W杯カタール大会で日本がまたも大金星だ。格上のスペイン相手に2-1で勝利を収めた日本チームに、SNSも沸騰した。

歓喜に沸くサポーターの笑いを誘ったのは、本田選手と槙野選手による中継中の掛け合いだ。

本田選手と槙野選手は、共にABEMAの中継に出演。本田選手は「FIFAワールドカップゼネラルマネージャー」として試合のメイン解説を、槙野選手はピッチリポーターを務めた。

話題となっているのは、日本代表の勝利が決まった後のひと幕だ。ピッチリポーターとして勝利を最前線で見届けた槙野選手は、「たまらんすね、目の前でしたから」と感動した様子で語った。

そんな槙野選手に対し、スタジオにいた元日本代表・中山雅史さんが「槙野さんはまだ(現役)選手ですよね。これ(勝利は)嬉しくて、非常に喜ばしいことだと思います。ドイツ戦で僕、本田さんにも聞いたんですけれども、悔しくないすか?」と質問をぶつけた。

槙野選手は「それがですね、悔しくないんですよ僕は」と笑顔で返答。中山さんは「な?にぃ?!?」と驚きの声をあげ、スタジオからも笑いとどよめきが起こった。

槙野選手は悔しくないとした理由について、「カッコつけでもなくて、(今大会は)メディアとして僕はしっかり来ていますので、そこはちゃんと自分の役割っていうのを(全うした)。なので率直に本当におめでとうと言いたいし、みんなが羨ましいというか、カッコいいなと思いました」とした。

すると、本田選手が「それはでもあれやん。俺もゴンさん(中山さん)もメディアとしての役割果たしてないみたいやん」とツッコミを入れ、会場に笑いが起こった。

「槙野おいしいとこ持っていったな」

槙野選手は「そういうことじゃないっすよ」といいつつ照れ笑い。本田選手は「槙野おいしいとこ持っていったな」すると、槙野選手は笑いつつ「ちょっと意地悪だね〜本当」と笑いつつ返した。

中山さんが話していた通り、11月23日に行われたドイツ戦の勝利直後、本田選手も同じく「この歴史的勝利を見ていて、悔しくないですか?」とする質問を受けていた。このとき本田選手は「結構あれっすね、リアルな質問してきますね」と苦笑。

 

質問をした中山さんが「僕もやはりね、嬉しいんですよ。嬉しいんだけど、なんかそこに立っていたかったなという気持ちが強いんですよ」と返すと、本田選手は何度も頷き「間違いないです」とサッカー選手としての率直な心境を明かしていた。

SNSでは、槙野選手と本田選手の掛け合いに笑ってしまったとする声が目立つ。2人のプロ意識に感動する声もあった。

「槙野ここでメディアとして冷静に割り切れるの凄いな 本田のツッコミ的確すぎて草」
 「本田のツッコミ面白い。槙野の言い方だとメディアの仕事全うしてないものいいよなw」
 「『なんかその言い方やと、俺もゴンさんもメディアとしての役割果たしてないみたいやん。』本田さんこっちの切り返しもまだまだ凄いな」