『ROCK KIDS 802-OCHIKEN Goes ON!!-ロジカル・エアノート MY REQUEST トーク&ライブ公開収録』

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『ROCK KIDS 802-OCHIKEN Goes ON!!-ロジカル・エアーノート MY REQUEST』公開収録.2022.11.25(FRI)@大阪・ヨドコウ桜スタジアム

11月25日(金)、ゲストにビッケブランカと森 大翔を迎え、FM802の番組『ROCK KIDS 802-OCHIKEN Goes ON!!-ロジカル・エアーノート MY REQUEST』の公開収録が行われた。この日の会場である大阪市のヨドコウ桜スタジアムは、Jリーグのチーム・セレッソ大阪のホームスタジアムで、特設ステージはなんとピッチのすぐ横。トーク&ライブをスタンドから約100人が観覧するという大変珍しいスタイルでの実施となった。

森 大翔 写真提供=FM802(撮影:ハヤシマコ)

まず18:00過ぎ、番組DJの落合健太郎が現れ、「拍手が降り注いでくるよう」と舞台側の感触を伝えて呼び込んだのは、2019年にエレキギターの世界大会で優勝を果たした北海道羅臼町出身の凄腕19歳・森 大翔。ニコニコで「小6までサッカーやってたんで感慨深いです」と話してスタートしたライブは、「台風の目」や「すれ違ってしまった人達へ」など全4曲で、本領発揮の疾走するギターは近くを走る電車の音と相まって芝生を駆ける選手の幻覚が見えそうなほど。

森 大翔 写真提供=FM802(撮影:ハヤシマコ)

さらに緩急つけたギター&ボーカルは没入感も十分で、広がりあるメロディや滑らかなストロークから生まれる音色は、背後のフィールドを彼の故郷・北海道の大地のようにも思わせた。また途中には山下達郎の「クリスマス・イブ」のカバーも披露し、清らかな「カノン」の調べも見事にギターで表現。ひと足早いクリスマスプレゼントとなった。たぎるラップ&プレイの新曲にも無限の可能性を感じさせた、森の今後の活躍に期待せずにはいられない。

森 大翔 写真提供=FM802(撮影:ハヤシマコ)

一旦休憩をはさみ始まったのは、舞台をスルーしてグラウンドに走り込んだビッケブランカと落合のトーク。「(走り込んだのは)選手交代かなって(笑)」と出だしから絶好調&絶口調のビッケブランカは今年を振り返り、落合に「やり残したことは?」と聞かれると、「ない!」という清々しい回答。しかも「来年の準備ができ始めてる」という頼もしい言葉も。

ビッケブランカ 写真提供=FM802(撮影:ハヤシマコ)

そんな充実ぶりは、ウインターソング「まっしろ」などの3曲に込めたやさしさや愛やせつなさに変換してライブで昇華。きらめくピアノは観客の体を揺り動かしたうえ、フィールドのスプリンクラーも粉雪の代わりに霧を降らせてムード満点。また広いスタジアムの静寂はエモーショナルな旋律を際立たせ、感情が高ぶるファルセットはドラマチックに響き渡り、リスナーを存分に釘付けにした。

ビッケブランカ 写真提供=FM802(撮影:ハヤシマコ)

これにはライブ後、落合も思わず「染み入りましたね」のひと言。本人もラジオ番組にもかかわらず無言で何度もうなずいてご満悦の様子だった。そして12月25日(日)~28日(水)にインテックス大阪で開かれるイベント『FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2022』の初日に出演する彼は、「ついにクリスマスを大阪で過ごすことになりましたね」とファンのハートをくすぐり、さらに森も加えて全員で記念撮影という大サービスで公開収録は盛況のうちに終了した。

ビッケブランカ 写真提供=FM802(撮影:ハヤシマコ)

ビッケブランカ 写真提供=FM802(撮影:ハヤシマコ)

なお、この収録の一部は11月29日(火)の『ROCK KIDS 802-OCHIKEN Goes ON!!-ロジカル・エアーノート MY REQUEST』でオンエア予定なので、チェックしてみよう。

取材・文=服田昌子 写真提供=FM802(撮影:ハヤシマコ)