相模原のFW加藤拓己が左前十字じん帯断裂を再断裂…治療に専念するため清水に復帰が決定「チームの為に戦って負ったこの怪我を勲章」

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SC相模原は6日、FW加藤拓己の負傷を発表した。

クラブの発表によると、加藤は左前十字じん帯断裂とのこと。再建したじん帯の再断裂とのことだ。なお全治は未定となっている。

加藤は2022年に早稲田大学から清水エスパルスに入団。2021年の7月に早稲田大学のトレーニング中に左ヒザ前十字じん帯断裂の重傷を負っていた。

清水加入後、出番がないまま5月31日に相模原へと育成型期限付き移籍。明治安田生命J3リーグで10試合に出場し4得点を記録していた。

なお、相模原は今回のケガを受けて加藤が清水に復帰することも発表している。加藤はクラブを通じてコメントしている。

「サガミスタならびにSC相模原に関わる全ての皆様へ。この度清水エスパルスに復帰する運びとなりました」

「気がつけば初めてナビに「相模原」の文字を入力してから早4ヶ月が経ちました。今日を迎えるのが寂しくて、こんなにも早く皆様にお別れの挨拶をしなければいけないとは思いませんでした」

「4ヶ月前「皆様にとってSC相模原が誇り高きクラブであり続ける為に私の全てをかけて戦う」と誓いました。毎試合この言葉に嘘偽りのない姿を見せられたのかどうか、皆様にとって私の姿がどのように映っていたのか私にはわかりません」

「しかし今自分の中で後悔はありません。心の中にある想いは全てSC相模原への「感謝」の気持ちその一つだけです」

「特に薩さん。沢山怒られてあまり褒められる事はなかったけれど、プロ選手として人として大切な事を沢山教わりました。中々期待に応えられず納得のいく結果ではなかったけれど、このSC相模原というクラブで薩さんの下でプレー出来たことが私の中でとても幸せで刺激的な毎日でした。ありがとうございました」

「また受傷してから今日まで試行錯誤を繰り返して最後まで可能性を信じてくださったトレーナー・強化部の方々。どんな天気でも、どんなに遠く離れた地でも駆けつけて最後まで私達の背中を押して共に戦ってくださったサガミスタの方々。こんなにも充実した4ヶ月を経験出来た私は幸せ者です。緑黒のユニフォームを身に纏い戦えたこの日々は私の大切な財産となりました」

「チームを勝たせる事が出来なかったこと。シーズン途中にチームを離脱すること。大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。私は、チームの為に戦って負ったこの怪我を勲章だと思っています」

「長いリハビリ生活になりますがどうか心の隅で応援してくださると私の励みになります。いつの日かもっと大きな舞台で皆様と再会できる日を信じて私は頑張ります」

「今日から私もサガミスタの1人です。これからのクラブの発展と明るい未来のために陰ながら応援しています。短い間でしたが大変お世話になりました。本当にありがとうございました。SC相模原大好きです」