東京都心の快走路、まもなく実現!

地下の本線へつなげる準備段階へ

 東京都が整備を進めている「環状2号線」。その全線開通へ向け、2022年10月1日、旧築地市場横の新大橋通り交点付近で、内回り車道の走行位置切り替えが行われます。


矢印が車線切り替え箇所。傍らに地下トンネルの入口が構築されている(東京都の画像を加工)。

 環状2号線は、江東区有明から豊洲、晴海、築地、新橋、虎ノ門を経て、外堀通りの赤坂一丁目交差点(特許庁前)に至る区間が、東京オリンピック・パラリンピックを目標に整備されてきました。しかし、築地市場の移転延期などで道路整備も遅れ、現在は2022年度の全線開通が目標とされています。

 有明から外堀通りまでの地上部道路は2020年までにほぼ開通済みで、うち新橋〜虎ノ門間には地下の本線部として「築地虎ノ門トンネル」も暫定開通しています。現在整備しているのは、築地から新橋までのトンネル部です。今回の車線切替は、この築地側のトンネル出入り口部に地上道路を擦り付けることを見据えて行われます。

 地下の本線部が開通すれば、中央区晴海の月島警察署前交差点から、港区の虎ノ門二丁目交差点まで、高架橋とトンネルにより信号なしで移動が可能に。都心部の一般道ではかなり長い立体交差区間になりそうです。