新宿駅の小田急百貨店 3日から解体へ 新宿ミロードも来年3月に一部閉業
新宿駅西口の"顔"のひとつがいよいよ消滅となります。
まずは小田急から
小田急電鉄は2022年9月29日(木)、新宿駅西口地区開発計画にともなう、商業ビルの営業終了と解体のスケジュールを発表しました。
新宿駅では大規模な再開発計画が始動。駅の東西移動を便利にする新たな「東西デッキ」が整備されるのをはじめ、老朽化した構造物が一斉にリニューアルされます。
そのひとつとして、JR新宿駅の西側、山手線のりばに張り付くようにして南北に延びる「小田急百貨店新宿店本館」「新宿ミロード」が、順次営業終了、解体となります。
まず小田急百貨店新宿店本館は、10月2日に営業終了。翌3日から解体工事が始まります。百貨店の機能は、4日からバスロータリー北側の「ハルク」へ移転されます。
新宿ミロードは、まず百貨店との間にある低層部「モザイク通り」「モール2階」が来年3月25日に営業終了、百貨店に続いて解体となります。甲州街道に面する9階建ての本館はしばらく営業が続きますが、2025年4月以降に解体となる予定です。
解体と並行し、新たな駅ビルが建設されます。地上48階、地下5階建ての高層ビルで、完成は2029年度の予定です。
なお、小田急のさらに西側に隣接する京王百貨店ですが、こちらも地上19階の「北街区」として建て替えられる予定です。完成は2040年代となっていますが、具体的な営業終了と解体のスケジュールは明らかにされていません。