九頭竜湖まで先行開通「大野油坂道路」IC名が決定 2023年秋開通へ工事大詰め
先行開通区間の終点は「九頭竜IC」に決定しました。
九頭竜湖までが完成目前
来年の先行開通に向け工事が進む中部縦貫道「大野油坂道路」(画像:国土交通省)。
国土交通省 福井河川国道事務所は2022年9月28日(水)、福井県内で建設を進めている中部縦貫道「大野油坂道路」のうち、2023年秋までに先行開通する区間の計4か所のICについて、名称を決定したと発表しました。
大野油坂道路は国道158号のバイパスとなる高規格道路。現道の長い山越え区間をショートカットし、油坂峠道路と接続する予定です。全通後、北陸道の福井北JCT・IC〜東海北陸道の白鳥IC間がすべて高速道路でつながり、両県間の所要時間は30分近く短縮される見込みとなっています。
まずは2023年秋までに、九頭竜湖付近まで段階的に開通していきます。今回発表されたIC名は、関係自治体の意見をふまえ、4か所中2か所が仮名称から変更となっています。決定名称は、福井市側からそれぞれ以下のとおり。
●荒島IC(仮称:大野東IC)
●勝原IC(※読み:かどはら)
●下山IC
●九頭竜IC(仮称:和泉IC)
ちなみに先行開通区間はJR越美北線の末端区間である越前大野〜九頭竜湖間と併行。勝原IC、下山IC、九頭竜ICはそれぞれ、越美北線の勝原駅、越前下山駅、九頭竜湖駅に近接しています。