葬儀実行幹事会の初会合であいさつする森昌文首相補佐官(写真・時事通信)

 安倍晋三元首相の国葬問題に、逆風が吹いている。8月19日の『NEWSポストセブン』は、国葬責任者である首相補佐官の森昌文氏が、過去に乱交パーティへ参加していたことを報じた。

 記事によれば、森氏は2007年6月、当時参院議員だった大仁田厚氏主催の乱倫パーティに参加していたという(当時は匿名の国交省役人として報じられた)。

 会には複数のAV女優とキャバクラ嬢、コンパニオンなどの女性7人と、森氏、大仁田氏を含む男性3人が参加。大仁田氏がAV女優の一人に「2人を遊ばせてやって」と伝えると、森氏は女性と個室に消えていったと報じられている。その後も、女性陣の服を脱がせようと男性陣で「脱げ! 脱げ! 脱げ!」と煽り立てるなど、乱痴気騒ぎを繰り広げていたという。

 森氏は、同誌の直撃に対し、「参加はしましたけど、乱痴気な会合ではない」「なぜ女性が脱いだのか、私が解釈することじゃない」などと話しているとも伝えられた。

「森氏は現在、葬儀実行幹事会の主席幹事であり、国葬担当者として指揮するポジションにいます。7月末に開かれた国葬の準備会合にも出席しており、『遺漏なきよう万全の対応をお願いしたい』などと指示しています。

 国葬まで残り1カ月半ほどですが、莫大な国費がかかることなどから、否定的な見方も強まりつつあります。

 そんななか、今回の報道は大きな痛手です。10年以上前の話とはいえ、国葬担当のトップが乱痴気騒ぎしていたとすれば、あまりに外聞が悪い。過去に足を引っ張られた形となりました」(政治部記者)

 実際、ネット上では、森氏や国葬に対する怒りの声が集まっている。

《事実ならどうしようもないな。こんな人間が首相補佐官って、国の恥でしょ》

《こういう人物が日本の総理大臣を補佐してるんだな…。そして国葬の責任者としてふさわしいと、考えられているんだな…》

《あ〜あ今度は破廉恥か 官邸や大臣やまともなのがいない》

 国葬反対デモに約1200人が参加するなど、さまざまな動きがあるなか、トップの醜聞という追い打ち。このまま説明もなく強行突破するのであれば、“国民の理解” とはほど遠い国葬となりそうだ。