日本での本格的なサービス展開!米国発・テスト自動化ソリューション「mabl」記者会見
mabl 株式会社は2022年7月13日、日本での本格的なサービス展開の開始と事業戦略を発表する記者会見を開催した。当日は米国本国より共同創設者であるIzzy Azeri (イジー・アゼリ)氏、Dan Belcher (ダン・ベルチャー)氏が登壇し、会社の歴史やビジョン、製品や戦略について語った。
■日本の顧客をサポートし、企業の成長を加速したい
記者会見は、mabl共同設立者 Izzy Azeri氏とDan Belcher氏の挨拶から始まった。
Izzy Azeri氏は元Googleのシニアプロダクトマネージャーであり、mablではセールスやマーケティングを担当している。
同社のミッションは、「ソフトウェア開発ライフサイクルの全体でマシンインテリジェンスと人の洞察力を活用できるようにして世界中のソフトウェア品質に変革を起こすこと」だ。
mablは、ソフトウェアチームの品質エンジニアリングへのアプローチ変革を支援するため、2017年に設立された。Fortune Global 2000のうち、35社が採用しており、世界的にも有名な企業へと成長している。日本での顧客数は65社であり、スタートアップから大手の企業まで、幅広いニーズがある。代表的な企業としては、GA technologies、マネーフォワード、NEC、note、Sansan、東京海上日動システムなどがあげられる。
Izzy氏によれば、品質保証(QA)は大きなマーケットであり、QAアウトソーシングの年間支出額は7400億ドル、テスト自動化ソフトウェアの支出額は350億ドルとなっている。ソフトウェア開発は、これまで数カ月でリリースしていたものが、現在では数週間、ものによっては数時間でリリースする必要性が出てきた。これまでのレガシーなテストアプローチでは、このような急速な開発スピードについていけないため、インテリジェントなテスト自動化ソリューション「mabl」を開発するに至った。
mablは、スケーラブルでセキュアである点、ノーコードのプラットフォームに加えAIの力によりチームで効率的に自動化ができる点、顧客側のDXをサポートできるようにアナリティクスを提供している点で、他社のテスト自動化ソリューションに比べて優れている。
Izzy氏は、
「日本は世界第3位の経済大国であり、ミッションクリティカルなアプリケーションを実行する企業が存在しています。日本市場へ参入していくなかで、コミュニティの中でも高い期待値があることがわかりました。世界トップクラスのチームを祭用して、日本の顧客をサポートし、企業の成長を加速していきます。」と、日本市場への意欲を語った。
日本市場への意欲を語る、mabl共同設立者 Izzy Azeri氏
mabl株式会社 エンタープライズアカウントエグゼクティブ 藤田 純氏が語る、テスト自動化ソリューション「mabl」の魅力と今後の展開
YouTube:https://youtu.be/AQo6SyftCbE
■mablの導入事例
記者会見では、mablの導入事例として、GAテクノロジーズとnoteの2社が紹介された。
〇GAテクノロジーズ
「テクノロジー×イノベーションで、 人々に感動を生む世界のトップ企業を創る。 」を理念に掲げるGAテクノロジーズでは、 不動産業界のデジタルトランスフォーメーションを積極的に進めており、 オンライン不動産取引マーケットプレイス「RENOSY」(リノシー)を含む約30のプロダクトを展開している。
開発の現場では、 主に週1回のペースで新規機能をリリース、 日に5回程度という高頻度での本番デプロイを実行しており、 安定的なサービス提供とより良い顧客体験を追求するため、 同社のGROUP 経営統括本部 Engineering/QAチームでは段階的にプロダクトの開発現場におけるテスト自動化を進め、 2021年からmablを導入した。
テスト自動化ソリューションの導入によってテストにかける作業時間は80%ほど削減することができ、 mabl導入によってさらに20%程度の削減ができた。また、 mablのダッシュボード上で計測できるテストカバレッジ(テストがアプリケーションのどのくらいの範囲をカバーしているか)では、 初め50%だったテストカバレッジがmabl導入後、 1ヶ月程度で90%まで拡大するなどの効果が出ている。
また、 mablのインテグレーション機能を活用し、 重要なページにはデプロイごとにテストが実行されるようCI(継続的インテグレーション)にテスト自動化を組み込めるようになった。
〇note
noteのQAチームでは2021年よりmablを採用し、E2Eテストを自動化している。mablを利用することにより開発者はコア機能のリグレッションテストをリリース前に行い、本番障害を事前に検知することができた。結果として、開発の時間・コストを大幅に削減できた。
mablはUXが秀逸であり、フレンドリーで利用しやすいという特徴がある。mabl Trainerを通じて簡単にテスト作成を行うことができる。また、AIを活用した自動修復により、問題が起きた場合でも安心感を持って安定してリリースすることが可能となった。
記者会見で紹介された、「mabl」の導入事例
mablは今回の日本語UIのリリースにより、多くの日本のメンバーが利用しやすくなり、品質意識がさらに高まることが期待される。インテリジェントなローコードテスト自動化を望んでいる企業にとって、開発期間の短縮ともに開発コストを削減できる点で、mablは魅力的なシステムと言えるだろう。
■「mabl」公式サイト
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記者会見は、mabl共同設立者 Izzy Azeri氏とDan Belcher氏の挨拶から始まった。
同社のミッションは、「ソフトウェア開発ライフサイクルの全体でマシンインテリジェンスと人の洞察力を活用できるようにして世界中のソフトウェア品質に変革を起こすこと」だ。
mablは、ソフトウェアチームの品質エンジニアリングへのアプローチ変革を支援するため、2017年に設立された。Fortune Global 2000のうち、35社が採用しており、世界的にも有名な企業へと成長している。日本での顧客数は65社であり、スタートアップから大手の企業まで、幅広いニーズがある。代表的な企業としては、GA technologies、マネーフォワード、NEC、note、Sansan、東京海上日動システムなどがあげられる。
Izzy氏によれば、品質保証(QA)は大きなマーケットであり、QAアウトソーシングの年間支出額は7400億ドル、テスト自動化ソフトウェアの支出額は350億ドルとなっている。ソフトウェア開発は、これまで数カ月でリリースしていたものが、現在では数週間、ものによっては数時間でリリースする必要性が出てきた。これまでのレガシーなテストアプローチでは、このような急速な開発スピードについていけないため、インテリジェントなテスト自動化ソリューション「mabl」を開発するに至った。
mablは、スケーラブルでセキュアである点、ノーコードのプラットフォームに加えAIの力によりチームで効率的に自動化ができる点、顧客側のDXをサポートできるようにアナリティクスを提供している点で、他社のテスト自動化ソリューションに比べて優れている。
Izzy氏は、
「日本は世界第3位の経済大国であり、ミッションクリティカルなアプリケーションを実行する企業が存在しています。日本市場へ参入していくなかで、コミュニティの中でも高い期待値があることがわかりました。世界トップクラスのチームを祭用して、日本の顧客をサポートし、企業の成長を加速していきます。」と、日本市場への意欲を語った。
日本市場への意欲を語る、mabl共同設立者 Izzy Azeri氏
mabl株式会社 エンタープライズアカウントエグゼクティブ 藤田 純氏が語る、テスト自動化ソリューション「mabl」の魅力と今後の展開
YouTube:https://youtu.be/AQo6SyftCbE
■mablの導入事例
記者会見では、mablの導入事例として、GAテクノロジーズとnoteの2社が紹介された。
〇GAテクノロジーズ
「テクノロジー×イノベーションで、 人々に感動を生む世界のトップ企業を創る。 」を理念に掲げるGAテクノロジーズでは、 不動産業界のデジタルトランスフォーメーションを積極的に進めており、 オンライン不動産取引マーケットプレイス「RENOSY」(リノシー)を含む約30のプロダクトを展開している。
開発の現場では、 主に週1回のペースで新規機能をリリース、 日に5回程度という高頻度での本番デプロイを実行しており、 安定的なサービス提供とより良い顧客体験を追求するため、 同社のGROUP 経営統括本部 Engineering/QAチームでは段階的にプロダクトの開発現場におけるテスト自動化を進め、 2021年からmablを導入した。
テスト自動化ソリューションの導入によってテストにかける作業時間は80%ほど削減することができ、 mabl導入によってさらに20%程度の削減ができた。また、 mablのダッシュボード上で計測できるテストカバレッジ(テストがアプリケーションのどのくらいの範囲をカバーしているか)では、 初め50%だったテストカバレッジがmabl導入後、 1ヶ月程度で90%まで拡大するなどの効果が出ている。
また、 mablのインテグレーション機能を活用し、 重要なページにはデプロイごとにテストが実行されるようCI(継続的インテグレーション)にテスト自動化を組み込めるようになった。
〇note
noteのQAチームでは2021年よりmablを採用し、E2Eテストを自動化している。mablを利用することにより開発者はコア機能のリグレッションテストをリリース前に行い、本番障害を事前に検知することができた。結果として、開発の時間・コストを大幅に削減できた。
mablはUXが秀逸であり、フレンドリーで利用しやすいという特徴がある。mabl Trainerを通じて簡単にテスト作成を行うことができる。また、AIを活用した自動修復により、問題が起きた場合でも安心感を持って安定してリリースすることが可能となった。
記者会見で紹介された、「mabl」の導入事例
mablは今回の日本語UIのリリースにより、多くの日本のメンバーが利用しやすくなり、品質意識がさらに高まることが期待される。インテリジェントなローコードテスト自動化を望んでいる企業にとって、開発期間の短縮ともに開発コストを削減できる点で、mablは魅力的なシステムと言えるだろう。
■「mabl」公式サイト
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