Wordを思い通りに操作する! 選択範囲がモノを言う均等割り付けをマスターするコツ
Wordの「均等割り付け」は、会議の告知文やイベント案内、サークルへの申込書などを作るときに出番が多い機能だ。
「日時」と「出席者」、「氏名」と「クラス」など、文字数の異なる項目の幅を揃えて美しくレイアウトすることができる。
ところが、「文字数を指定して均等割り付けをしたいのに、行全体に文字が広がってうまくいかない」という話をよく聞く。
これは、文字列の選択の仕方を変えるだけで解決できるのだ。
●段落記号を含めて選択 〜 行全体に文字が広がる
よくやってしまいがちなのが、文字列を“行選択”すること。
左側の余白をクリックしたりして右端にある段落記号(改行マーク)まで範囲選択すると、行選択になる。
この状態で[ホーム]タブの[均等割り付け]をクリックすれば、下図のように、行全体に文字列が広がるのだ。
これは「文字数にかかわらず、段落の両端を必ず揃えたいとき」には便利だ。
しかし今回のような場合なら、やはり、次行の「クラス:」の幅に合わせたい。
●文字だけを選択 〜 文字数で幅を指定できる
ほかの項目に幅を合わせたいなら、段落記号は含めずに範囲選択をしよう。
ドラッグで選択しづらいときは、先頭にカーソルを置き、[Shift]を押しながら[→]キーで選択する方法もある。
こうして、段落記号を含めずに範囲選択した状態で[均等割り付け]をクリックすれば、文字列の幅を指定できるようになる。
下図では、3文字の「氏名:」の幅を、4文字の「クラス:」に合わせるため、「4字」を指定した。
このようにすれば、文字列の幅が、次行の「クラス:」と揃う。
ちなみに、均等割り付けは、[拡張書式]から選ぶこともできる。
クリック回数が1つ多くはなるが、[拡張書式]−[文字の均等割り付け]を選択した場合は、行選択をしていても、文字列の幅を指定できる。
●選択の範囲で結果が変わる、そのほかの機能
「選択の範囲に段落記号を含めるか含めないか」で、結果が変わる機能はほかにもある。
その1つが、罫線で文字列を囲む機能だ。
段落記号を含めて範囲選択し、[罫線]−[外枠]をクリックすると、行(段落)全体に外枠罫線が引ける。
逆に、段落記号を含めずに文字だけを範囲選択して[罫線]−[外枠]をクリックすると、文字の周囲にだけ外枠罫線を引くことができる。
段落記号を含めるか含めないか。
つまり、操作対象は段落なのか、文字列なのか。
それを意識して操作することが大切だ。
執筆 中野 久美子
「日時」と「出席者」、「氏名」と「クラス」など、文字数の異なる項目の幅を揃えて美しくレイアウトすることができる。
ところが、「文字数を指定して均等割り付けをしたいのに、行全体に文字が広がってうまくいかない」という話をよく聞く。
これは、文字列の選択の仕方を変えるだけで解決できるのだ。
●段落記号を含めて選択 〜 行全体に文字が広がる
よくやってしまいがちなのが、文字列を“行選択”すること。
左側の余白をクリックしたりして右端にある段落記号(改行マーク)まで範囲選択すると、行選択になる。
この状態で[ホーム]タブの[均等割り付け]をクリックすれば、下図のように、行全体に文字列が広がるのだ。
これは「文字数にかかわらず、段落の両端を必ず揃えたいとき」には便利だ。
しかし今回のような場合なら、やはり、次行の「クラス:」の幅に合わせたい。
●文字だけを選択 〜 文字数で幅を指定できる
ほかの項目に幅を合わせたいなら、段落記号は含めずに範囲選択をしよう。
ドラッグで選択しづらいときは、先頭にカーソルを置き、[Shift]を押しながら[→]キーで選択する方法もある。
こうして、段落記号を含めずに範囲選択した状態で[均等割り付け]をクリックすれば、文字列の幅を指定できるようになる。
下図では、3文字の「氏名:」の幅を、4文字の「クラス:」に合わせるため、「4字」を指定した。
このようにすれば、文字列の幅が、次行の「クラス:」と揃う。
ちなみに、均等割り付けは、[拡張書式]から選ぶこともできる。
クリック回数が1つ多くはなるが、[拡張書式]−[文字の均等割り付け]を選択した場合は、行選択をしていても、文字列の幅を指定できる。
●選択の範囲で結果が変わる、そのほかの機能
「選択の範囲に段落記号を含めるか含めないか」で、結果が変わる機能はほかにもある。
その1つが、罫線で文字列を囲む機能だ。
段落記号を含めて範囲選択し、[罫線]−[外枠]をクリックすると、行(段落)全体に外枠罫線が引ける。
逆に、段落記号を含めずに文字だけを範囲選択して[罫線]−[外枠]をクリックすると、文字の周囲にだけ外枠罫線を引くことができる。
段落記号を含めるか含めないか。
つまり、操作対象は段落なのか、文字列なのか。
それを意識して操作することが大切だ。
執筆 中野 久美子