C・ロナウドがいなければ直らなかったマンUのプール施設 マンUに求められる選手ファーストの姿勢
オーレ・グンナー・スールシャール監督の解任も、ラルフ・ラングニック監督の招集も効果を発揮せず、残念な結果に終わってしまった今季のマンチェスター・ユナイテッド。近年のマンUは低迷が続いているが、成績だけでなく施設も残念なことになってしまっているようだ。
英『The Mirror』によれば、キャリントンにあるマンUのトレーニング施設のプールは、タイルが緩んでいたり、欠けている部分があったという。もし選手たちがそれに気づかずトレーニングに使用していれば、負傷してしまう可能性もあり、気づいた選手はプールの使用を控えることになっていた。
これに苦言を呈したのがクラブの現役レジェンド、クリスティアーノ・ロナウドだ。驚くべきことにロナウドが前回マンUに所属していた2009年以前からプールはこの状態だったようだ。
12年ぶりに復帰したロナウドは、いまだにプールがこの状態だったことに落胆。彼の言葉を受け、このプールはようやく改修工事が行われることになり、7月中旬のプレシーズントレーニングには間に合わせるという。これまでは仕方なく自宅のプールで水中トレーニングを行っていたロナウドも、これでようやくトレーニング場のプールに入ることができそうだ。
「これまでは選手たちが何か言っても何も起こらなかった。クリスティアーノが声を上げれば、人々は耳を傾け、注意を払い、事態が変わる傾向にある」
マンUの関係者は、練習場にとってもロナウドが重要な存在だと述べている。復帰したロナウドにはこういったピッチ外の活躍も期待されていたはずで、見事に効果を発揮している。
だがしかし、マンUはあれだけの資金を選手獲得に費やしているのだから、ロナウドに苦言を呈される前にプールを修理するべきだったことは確かだ。こういった選手ファーストでない部分がチームや選手たちの不調に繋がっていないとも言い切れない。ロナウドの復帰を進めた首脳陣は、そのロナウドに襟を正される格好となっている。