旅気分を味わうご当地レトルトカレー 高級あわび贅沢使用から餃子を思い出す香りの新野菜まで - 猪俣早苗(ご当地レトルトカレー専門家) - BLOGOS編集部
※この記事は2020年08月06日にBLOGOSで公開されたものです
8月に入り例年なら夏休みの旅行やレジャーの話題で持ちきりのシーズンですが、今年はいつもと少し違います。
「どこに行こうかな?」という単純にワクワクした気持ちだけではない夏です。
そんな夏の食卓に、旅に行ったような気分をお届けする各地域の色があらわれたご当地レトルトカレーはいかがでしょうか。
少しでも旅気分を味わえるおすすめのカレーをご紹介いたします。
1食約3000円!岩手県・三陸まるごとあわびカレー
とても高級で気軽に購入とはなりにくいですが、あわびの状態と状況によっては作らないこともあるこだわりのカレーになっています。気になる方は見かけたら試してみてほしい逸品です。
メイン食材のあわびは三陸産のえぞあわび、あわびの中でも最高級品といわれるものを使っています。
えぞあわびは夏から秋にかけてが産卵期で、その後11月と12月に漁をします。
漁の期間を決めているのは水産資源保護のためです。
とても貴重な、えぞあわびをまるごと使ったカレーはなかなかありません。
その食感はふわっとやわらかいのに噛みごたえもほど良くあり、噛むごとにあわびの魅力を感じることができます。
さらに肝まで使うことで深みのある美味しさを生み出しています。
あわびの食感、香り、味…全てたまらない、このカレーの余韻だけでもご飯が食べられそうです!
餃子を彷彿?栃木県・ねぎにらグリーンカレー
カレーに使われているねぎにらは「ねぎ」と「にら」の交配種の新野菜。
宇都宮の「新里ねぎ」とにらの「きぬみどり」をかけあわせて作られました。
カロチン、鉄分など栄養は、ねぎとにらどちらよりも多く含まれています。
新野菜ねぎにらのみじん切りで、餃子を思わせる風味のカレー。
ココナッツミルクに餃子を足したような…カレーを食べているのに餃子を食べているような…不思議な味わいはクセになります。
好き嫌いが分かれそうですが、それだけ個性が強いということでとても潔い逸品です。
ねぎとにらの交配でありながら、香りはどちらでもなくにんにくというのが不思議なところ。このにんにく風味は食後しばらくすると気にならなくなるので安心してください。
ねぎにら自体は甘みがあり餃子にピッタリの野菜といった感じで、餃子の街を擁する栃木県だからこそできたような新野菜です。
その野菜に興味を惹かれる仕上がりで、まさに餃子の街を感じるカレーです。
信州ジビエをカレーに 長野県・鹿肉カレー
長野県では食文化のひとつとしてジビエが伝統的に受け継がれてきました。
そんな長野県の本領発揮ともいえる、ジビエが貴族の食べものだったというのに納得できる高貴な香りを感じる一品です。
鹿肉の栄養価の高さが評価され「信州ジビエ」も信州の味として注目されるようになりました。鹿肉はたんぱく質が多く脂質が少ない、鉄分やカルシウムが豊富なお肉です。
ヨーロッパでは貴族の伝統料理として発展してきたジビエ料理ですが、日本ではまだなじみがなく、イメージとして「くさい」「かたい」と思っている方も少なくありません。
そんな方にこそ試してほしいカレーです!
芳醇な香りと口の中でホロリとくずれる食感のお肉、スパイスに頼りすぎないバランスの良い味に仕上がっています。
時期によって味わいの変わる鹿肉、今は「少しワイルドな貴族」の味です。
「牡蠣を感じすぎて苦手」の声も 広島県・広島県産牡蠣カレー
牡蠣の生産量日本一を誇る広島県からはいくつかの牡蠣カレーが発売されていますが、おすすめは広島漁連のものです。
広島県の牡蠣は、殻は小さいけれどその割に身が大きくぷりっとして濃厚な味と言われています。
漁連人が厳しい目で選んだ粒ぞろいの牡蠣を使ったカレーが美味しくないはずがありません。
ぷりっとした牡蠣の特徴が残る絶妙の食感。
旨みが全体に広がり、食べ終えても牡蠣だけが口の中に残っているようです。
パッケージ写真は3粒の牡蠣ですが、何度食べても4粒あるというお得感もリピートしたくなる理由のひとつです。
「牡蠣を感じすぎて苦手」と言われることもあるくらい、牡蠣の魅力だらけの一品です!
大分県・おおいた姫島 島のたまねぎカレー
姫島は古事記の中に「女島」として出てくる歴史ある離島。
漁業の神様が祀られていて、現在は車海老の養殖が盛んになっています。
が、カレーになったのは玉ねぎ。
姫島の新しいブランド、プリンセスオニオンをたっぷり使った一品です。
どのくらいたっぷりかというと、カレーの約半分が玉ねぎでできているので、あとからあとから肉厚な玉ねぎが出てきます。
栄養豊富な姫島の大地で育つ玉ねぎは潮風が吹き続ける環境のためストレスがかかり、そのストレスが甘みのもと。とても甘くなるのが特徴だそうです。
カレーになっても、そのやわらかい食感と甘さを存分に楽しめます。
車海老が有名なのに玉ねぎで仕掛けてきたこと、さらにその大胆な使い方で新しい世界を感じる仕上がりです。
カレーにソースをかける方は、けっこう好きな味だと思います!
旅先候補を「カレー」から選んでみる
カレーを通して知る新たな地名、新たな食、そういった新たな発見から旅先を選ぶという、ご当地レトルトカレーにはそんな楽しみもあります。
私自身もカレーと出会って知った地名や食がとても多く、それは食卓を豊かにするだけでなく選ぶものが変わり、行きたい場所を日本中に点在させてくれています。
ご当地レトルトカレーは、作られた地域と作った人のメッセージを受け取ることができるコミュニケーションツールのひとつです。
食材の特徴が活きているということで、中には好みが分かれるものもあるかもしれません。でもご当地レトルトカレーには「おいしく食べてほしい」という思いのほかに、「食材を知ってほしい」「地域のことを知ってほしい」という願いが込められています。
興味をもったらその思いを受け取るためにも、まずカレーを楽しんでください。
その後に、カレーが作られた場所を訪れるのも楽しいですよ。
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- BLOGOS (@ld_blogos) August 6, 2020
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・フォロー&RTで応募完了
・応募〆切は8/10(月) まで
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応募受付期間
2020年8月6日(木)~8月10日(月)
当選者発表日 8月11日(火)
発表方法:応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、発送先のご連絡(個人情報の安全な受け渡し)のため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。当選者様にはBLOGOS編集部から8月11日(火)中に、Twitterのダイレクトメッセージでご連絡させていただきます。