セックスレスが招くマイナス要素は多く、最悪の場合、別れるという結果にもなりかねません・・・。努力をした結果、レスを加速させてしまった経験のあるアラサー世代に、その苦いエピソードを聞いてみました。

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中村健太さん(自営業・34歳)のリアルエピソード



■寝室を別にしたことで、レスがますます悪化・・・





「5年ぐらい同棲していた彼女がいたんですが、最初は一緒にダブルベッドで寝ていたんです。でも、そのうちお互いに自由に寝たいということになり、4年目で寝室を別にしました。その頃はセックスの回数は激減していて、1ヵ月に1回が3ヵ月に1回になり、ついには半年に1回ぐらいなっていました。

でも、寝室を別にすれば、お互いに恋しくなってセックスの回数が増えるかな?とか期待していたんですが、とんでもない。寝室を分けた途端に、まったくセックスをしなくなり、そして1年後に別れました。ベッドは分けてもいいけど、寝室は分けない方がいいと思います」

レスを解消するために着ていた部屋着が逆効果に・・・

上松裕香さん(通信関連会社勤務・29歳)のリアルエピソード



■彼をムラムラさせるために、部屋着の露出を高めた結果・・・





「付き合いはじめは、週2でエッチをしていたのに、半年後には週1になり、1年後には2週間に1回に・・・。元々、彼とは体の相性が良かったし、彼もそうだと言っていたので、レスにはなりにくいだろうと思っていたんです。でも、最初にしすぎてしまったのか、みるみる回数が減っていったので、これはまずい!と。

いろいろ考えた結果、彼を責めたり直接的にセックスに誘うのではなく、彼を自然にムラムラさせるのが一番いいと思いました。そこで取った作戦が、部屋着の露出を上げること。ちょうど夏だったのもあり、お風呂上がりに、ショーツをはいてブラはつけずに薄いキャミワンピみたいなのを1枚だけ着ていました。すると、酔った勢いもあったのか、彼がベッドに誘ってきたんです。

ところが・・・1回で飽きてしまったのか、その後はキャミワンピでいても、まったく誘ってこなくなり、結果レスに。別れることになったときに、なんでレスになったのかを聞いてみたら、『毎日露出の高い服を着られたことがプレッシャーになっていたし、見慣れてしまった』と言われました。作戦は失敗でしたね」

一度、セックスを忘れるという荒療治の結果とは?

松村優菜さん(IT関連会社勤務・28歳)のリアルエピソード



■彼にプレッシャーを与えないように、セックスを忘れた結果・・・





「彼とレス気味になってきたので、これは早期対策が必要だと、逆に一旦、セックスを忘れるようにしたことがあります。原因は多分、彼が飽きてきてしまったことだろうと思うのですが、そこで意識しすぎると彼にプレッシャーになると思ったので、色気はまったく出さず、誘わず、そんな雰囲気にもならないようにした結果・・・本当に忘れられてレスになりました(笑)」

努力の結果は報われず・・・レス問題は手強い



考えぬいてレス対策をしたものの、解決に至るどころか本当にレスになってしまったり、逆に別れることになってしまったというアラサー女子たち。このリアルな体験談が少しでも、レスに悩む読者の参考になれば・・・と思いつつ、やっぱりセックスレス問題はかなり手強い模様。

取材・文/成田リナ

●登場人物の名前はすべて仮名です