いつもの「おうちカレー」が絶品になるコツ。自分も家族も笑顔に
日々の食事づくり。毎日つくるとなると、正直大変だな…と思う日もでてきますよね。そこで、今回はInstagramでキッチンが楽しくなるレシピを日々紹介している、おうちごはん研究家・はなさんに料理を楽しむコツととっておきの「カレー」レシピを教えてもらいました。
今日からキッチンが“楽しくなる”ために大切なこと
毎日の習慣になっている方も多い「料理」ですが、皆さんは楽しくできていますか? 家事や子育て、お仕事に追われて忙しい日々を過ごしていると、“楽しむ”ということを感じる余裕もなく、“やるべきこと”になって憂鬱に感じてしまっている方も多いのではないでしょうか。
●Instagramで多く寄せられる2つのお悩み
私はInstagramで“キッチンが楽しくなるレシピ”をテーマに料理レシピの発信をしているのですが、よくいただくご質問が「料理が上手になるコツは?」「お料理を好きになるにはどうしたらいい?」という2つです。
今の時代、ネット検索すれば料理のコツはいくらでも手に入れることができます。しかし、私が皆さんにお伝えしたいことはどんなスキルやコツよりも、つくる人が“料理を楽しむ”ということです。
以前、私自身が仕事をしながら育児や家事を1人で行い、夫と家事分担が上手にできていなかった頃は、大好きだった料理がとにかく憂鬱でキッチンに立つことが怖いと思うほどになってしまった時期がありました。
その経験から、料理を“楽しむ”ことがどれだけ大切なのかを感じるようになり、つくる人が“楽しい”と思ってつくる料理は自分で食べてもとてもおいしく、楽しい気持ちは家族にも伝染するということを感じました。
家族の“おいしい”と“笑顔”がまた明日への“楽しみ”につながります。そんなすてきな循環を起こすことができれば不思議と家族の食卓は楽しく豊かな時間になっていくんですよね。
●憂鬱な料理が“楽しく”なるコツ!
では、料理を楽しむためのコツをいくつかご紹介します。
(1) お気に入りのキッチン道具を少しずつ揃える (2) 家事分担を見直してみる (3) 自分の心と体の声に耳を傾ける (4) 丁寧に料理をしてみる (5) だれかに“頼る”という選択肢をいつももっておくキッチンがワクワクする場所になるように“キッチン道具”を1か月に1つずつお気に入りのものを選んだり、家族の「食卓」のあり方を夫婦で考える機会をつくってみたり、「どうしても料理がしたくない日」にはお総菜や外食でだれかの力を借りて心と体を休めたり…。
毎日の料理をつくる人が“楽しい”と思えることを、なにより大事にしたいと思っています。そうするだけで、“キッチン”は楽しい居場所になってくれるはずなのです。
●ちょっとのコツでおうちカレーが絶品に!
今回は、家庭料理の定番でもあるカレーライスのレシピをご紹介します。たくさんつくっても一瞬でなくなってしまうわが家の「おうちカレー」は、Instagramのフォロワーさんにも大人気のレシピです。いくつかの“ちょいたし”でおいしさがアップしますよ。
材料(6皿分)
鶏モモ肉 350g
タマネギ 2個
ニンジン 1本
ジャガイモ 2個
リンゴ 1個
サラダ油 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1
ニンニク(みじん切り) 小さじ1/2
水 350ml
トマトジュース 400ml
カレールー(フレークタイプ) 180g
飲むヨーグルト 100ml
はちみつ 大さじ1
ミルクチョコレート 3片
【つくり方】
(1) タマネギはくし切り、ニンジン、ジャガイモは皮をむき一口大に切る。煮崩れを防ぐため面取りをする。
(2) 鍋を熱しサラダ油をひいたら中火でタマネギを炒める。全体がしんなりしたら火を止める。
(3) 中火で熱したフライパンにオリーブオイル、ニンニクを入れ、香りがしてきたら鶏もも肉を加え、焼き色がつくまで焼く。
(4) タマネギを炒めた鍋にジャガイモ、ニンジン、水を入れ炒めた鶏もも肉とフライパンに残った油も一緒に入れ中火で10分煮込む。
(5) すりおろしたリンゴを入れる。
(6) トマトジュースを入れる。
(7) カレールー、飲むヨーグルトを入れ、お玉でゆっくり混ぜながらルーを溶かす。
(8) はちみつを入れ、弱火でときどき混ぜながら10分煮込む。
(9) 最後にミルクチョコレートを入れて混ぜたら火を止める。
●家族の「笑顔」と「おいしい」は料理がおいしくなる魔法
このカレーをつくるとわが家の夫と息子の「笑顔」が100%見れるんです。どんなに疲れていても2人の「笑顔」と「おいしい」で心がホカホカに満たされます。
いつものカレーよりちょっと準備する材料が多いかもしれませんがちょっとだけ心の余白があるときにぜひつくってみてください。