マイホームを購入するときには、家そのものはもちろん、周囲のお宅や近隣環境、治安のよさなども確認しておきたいものです。とくに子どもがいる家庭では、気になるところでしょう。日刊Sumaiライターが物件を選ぶ際に、実際に行ったチェック方法を紹介します。

 

住居周辺の治安は実際に歩いてチェック

●時間帯・曜日を変えて何度か周囲を歩く

家の周りの雰囲気を知るには、実際に出向くのがいちばんです。お散歩がてら周辺をぐるっと一周。昼間は静かでも夜はうるさかったり、平日は問題がなくても土日には路上駐車でいっぱいになったりする可能性も。

そんなわけで、筆者は、時間帯や曜日を変えて、何度か意中の家の敷地の家の周りを見に行きました。

 

●交通量をチェック

意中の物件が大きな道路から近い場合は、車の音が気にならないかをチェックしました。小さな子どもがいる家庭ならば、通学路を一緒に歩いてみるのもいいと思います。

 

●街灯の数や間隔

場所によっては街灯が少なく、夜間に歩くのが心配な場所もあります。自分や家族が歩いても問題がないか明るさもチェックしました。

 

●落書きやポイ捨てがないか

落書きやポイ捨ての状況などは、実際に歩かないとわかりません。また、「○○しないで」などの注意書きがある場合は、実際起こっているということになります。こうしたサインの存在に注意しながら、周囲をチェックしました。

 

ゴミステーションから、周辺の雰囲気を観察

早朝に現地には出向けないという場合でも、ゴミステーションは見ておきたいポイント。ゴミが散乱しているようであれば、ちょっと考えたいところです。以前住んでいたアパートに引っ越してきたご夫婦は、ひんぱんに、朝方外で騒ぐ方たちでした。数か月でまた引っ越して行かれましたが、そのとき、粗大ゴミもすべてゴミステーションに山積みに放置して出て行かれたのを覚えています。

逆に、ゴミをきれいに出される方は、ご近所さんとしてつき合いやすいイメージ。小さなルールを守る方は大きなルールも守られるし、他人に迷惑をかけないようにと考えられる方が多い気がします。

 

●近くのスーパーやコンビニからわかること

スーパーやコンビニも土地柄がよく出る場所なので、余裕があるなら利用してみてもいいと思います。トイレやゴミ箱周辺、店の駐車場などを見て、理想と大きくかけ離れていないかをチェックしました。

実際に住んでいる人に話を聞く

もし土地勘のある友達などがいるなら、聞いてみるのもいいですね。筆者の場合、少し離れてはいるものの、母の友人が近隣のエリアに住んでいました。周囲に住んでいる方の雰囲気や、自治会のことなど、気になる部分を教えてもらいました。

 

●防犯ネットやハザードマップをチェック

地域の防犯情報などは、ネットでチェックすることにしています。周辺で犯罪が多く起こっていないかなどといったことを調べることができます。とくに小さな子どもがいる場合は、子どもがひとりで立ち寄りそうなエリアも、合わせてチェックしておくと安心かもしれません。

近くに海や川があるエリアに家を買おうとしているなら、ハザードマップもチェックしておきたいもの。万が一に備えることも大切です。

家を購入してから、こんなはずじゃなかった、予想以上に暮らしにくい…、といった後悔がないように、周辺環境のチェックは万全を心がけたいですね。