だんだんと暖かくなり冬の間活躍したダウンジャケットやニットなど、クリーニングに出して来期に備えるという方も多いのでは? クリーニング代が値上げになった今、できるだけおうちでお洗濯できたらうれしいですよね。そこで、今回は今までESSEonlineで紹介した自宅でできる洗濯の記事をまとめました。手間のかからない布団の干し方もご紹介! 役立つ情報が満載なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

おうち洗いで、ふんわり仕上げて上手に保管

●プロが教えるダウンジャケットがふわふわになる洗濯術

冬の間活躍したダウンジャケット。洗濯表示を確認し、水洗い可のものならダウンジャケットも自宅で洗濯OK。クリーニングのプロである白洋舎の方々に自宅での洗い方と、ふんわりと仕上げるコツを教えてもらいました。

1:汚れている部分を予洗い

衿元や袖口など、まずは皮脂の汚れなどがつきやすい部分を洗います。

2:洗濯機の普通コースで洗う

洗濯機に入れ、普通コースを選び洗濯スタート。

3:ハンガーにかけて干す

脱水まで終わったら洗濯機から取り出し、全体を振りさばいてからハンガーにかけて干します。

4:乾燥機にかける

7割ほど乾いたら、乾燥機に30分〜1時間かけて。

 

●プロが教える失敗しない冬物洗いのコツ

おうちでの冬物洗いでおさえるべきポイントを3つ、クリーニングのプロである白洋舎の方々に教えてもらいました。

「まずは衣類の裏側についている洗濯表示を確認。水洗い可のものは、おうちで洗濯できますよ」と、高品質なクリーニング事業を全国展開する白洋舍の佐藤さんと谷村さん。

「たとえば同じウールやカシミヤ素材でも、水洗いできる加工がしてあるものと、そうでないものが。表示を確認し、水洗い不可のものはクリーニング店にまかせましょう」(佐藤さん)。

自宅で洗濯するときも、洗濯前に汚れている部分を先にケアし、仕上げにひと手間かけることで、仕上がりに差がつくそう。「ポイントを押さえれば、風合いよく保てて衣類が長もち。お手入れが楽しくなります」(谷村さん)。

●ニットやカーディガンが長もちする洗い方、しまい方

おうちでニットを上手に洗うときの素朴な疑問を、白洋舎のプロに答えてもらいました。

Q:タートルネックやカーディガンを洗うコツは?

A:汚れやすい部分は注意してケア。ボタンは閉めて!

基本の洗い方はニットのセーターと同じ。「カーディガンはボタンを閉め、型崩れを防止」

「タートルネックは首元の内側が汚れるので、ネック部分を表に返してたたみ、つかみ洗いを」

 

●裏起毛素材&毛布&ムートンブーツを家で洗うコツ

裏起毛素材は、ちょっとしたコツで、素材を傷めず長もち。毛布も、なんとムートンブーツも、おうちで洗えちゃうんです! そこで、上手な冬物洗濯のテクを、洗濯のプロ・洗濯ブラザーズに教えてもらいました。

【裏起毛のパーカー】

返さず、ネットに入れて洗濯機へ。

裏起毛のアイテムは、起毛の部分が傷みやすいので、裏返さずたたんでネットに入れ、洗濯機で洗う。

「表の生地が綿やポリエステルなら、普通コースで洗ってOKです」

・ハンガーを2本使えばフードも乾きやすい

脱水が終わったら、ハンガーにかけて乾かす。「肩部分はできれば厚みのあるハンガーにかけ、もう1本ハンガーを使ってフード部分を広げて洗濯バサミでとめると、早く乾きます」

●プロが教える!ニットのセーター洗濯術

「水洗い可」のニットのセーターは優しく手洗い&洗濯機で脱水を! セーターをおうちで上手に洗って風合いよく仕上げる方法を、クリーニングのプロである白洋舎の方々に教えてもらいました。汚れた部分を重点的に落とせば風合いを損なわずに仕上がります。

1:汚れている部分を表にたたんで押し洗い

2:水を換えて2、3回すすぐ

3:ネットに入れて洗濯機で1分脱水

4:なるべく平らにして干す

5:乾いたらしっかりブラッシング

●手間のかからない布団の干し方

天気のよい日は布団を干したくなりますが、みなさんはどのような干し方をしているでしょうか?

「布団の干し方はよく相談される悩みのひとつ。ベランダの手すりに直接布団を干すことに抵抗がある人は多いのではないでしょうか」と話すのは、暮らしのプロ・ライフオーガナイザーの高田舞子さん。そこで、布団の天日干しがぐっとラクになる干し方と便利アイテムを高田さんに教えてもらいました。

基本のルールはシーツをつけたまま干す

私は「それだけにしかつかえない」専用アイテムを持つことは避けたい派。できるだけものを持ちたくないからです。

基本はシーツをつけたまま干し、引き上げた際にシーツを外して洗濯するという手順で布団を干しています。そうすれば、手すり壁の汚れが布団に付着するかもという不安を取り除けますし、シーツの替え時に干して洗濯する、というルールなので手間もかかりません。