排水口の掃除が感動的にラクになる。便利アイテム&掃除テクまとめ
暖かくなってきたと思ったら、あっという間にやってくるのが梅雨。梅雨は、排水口の臭いやヌメリが気になる季節ですよね。そこで今回は、普段から排水口の掃除をラクにするコツや便利なアイテムをまとめてご紹介します。ジメジメ時季がくる前にぜひ試してみてくださいね。
変えるだけで、排水口の掃除が一気にラクになる便利アイテム
キッチンや浴室、洗面台の排水口は、ヌメヌメや黒ずみ、髪の毛づまりなどが気になる掃除も面倒な場所…。今回は、そんな排水口掃除の手間を省く便利なアイテムを、ESSEonline編集部員が試してみました。
わが家では、キッチン、浴室、洗面台で、備えつけのプラスチック製のゴミ受けをそのまま使っているのですが、ヌメリや黒ずみがつきやすく、掃除が大変…。掃除をしても、またあっという間に汚れてしまうのが悩みでした。
●ステンレス製のゴミ受けなら、掃除が超ラクちん
今回、アマゾンでこちらのステンレス製のゴミ受けを購入しました。お風呂の排水口に使えるLサイズと、洗面台に使えるSサイズの便利な2個セットです。(別々でも購入可能)
●洗面台はステンレスのゴミ受け+ゴミガードにチェンジ
洗面台に、もともと備えつけてあったゴミ受け。突起も多く、なかなか掃除がしづらい形です。
ステンレス製のゴミ受け(Sサイズ)に変えてみると、こんな感じに。しばらく使ってみましたが、汚れがつきにくく、掃除もサッと水で流せばいいので簡単。
プラスチックの場合、小さな傷に黒い汚れが入りこんでしまうことが多かったのですが、ステンレスなら、そうした汚れもつきにくいです。
水の勢いでズレてしまわないかが心配だったのですが、ぴったりサイズを選んだため、その点は問題ありませんでした。これに、100円ショップのゴミガードをプラスすれば、ポイっと捨てればOKなので、ヌメリが気になる髪の毛掃除も格段にラクに。
「キッチンの排水口の詰まり」を自力で解決する方法
調理中や食器洗い中に、なんとなく水が流れにくいと感じることはないでしょうか。もしかしたら排水口詰まりの一歩手前の状態かもしれません。油が冷えて固まりやすい冬は、とくに排水口トラブルが多発。水があふれたり逆流するほどではないけれど、なんだか流れにくい…と感じたときに試してほしい方法をご紹介します。
●お湯やパイプクリーナーで詰まりは改善する?
まず試してみたことはこちらです。
・大量のお湯(60℃程度)を一気に流す
→冷えて固まった油を取るには大量のお湯を流すと効果的。排水口を一時的に塞いだ上で大量のお湯をシンクに張り、一気に流しました。ゴゴゴゴ…ゴボゴボ…という音で効いている! と思いきや、その後洗い物をしているときにまた詰まりを感じました。
・市販の排水口掃除用のパイプクリーナー(ジェルタイプ)を流し込んで放置
→以前浴室の排水口の髪の毛詰まりでは効果があったのですが、キッチンの油詰まりは改善しませんでした。
●気になっていた「ピーピースルー」を投入!
そうなると、Amazonのレビューで高評価を得ていたこちらに登場してもらうしかありません。さっそく購入し、試してみました。
「パイプ洗浄剤 ピーピースルー」。業者が使う業務用洗剤ということで期待が高まります。価格は1400円程度、容量も多め(600g、約4回分)で良心的。
中身は粉末状で、舞い上がりやすいので吸い込まないようにご注意を。
使い方は以下のとおりです。
(1) 150g(容器の1/4程度)の薬剤を、飛び散らないように注意しながら排水口のまわりにまきます。
(2) 薬剤の外側に沿って、40℃〜50℃程度の温水(500〜600ml、コップ3〜4杯分)を静かに注ぎ、薬剤を排水管の中に流し入れます。
(3) そのまま30分〜1時間、あるいは一晩放置した後、多量(バケツ1〜2杯くらい)の水で押し流します。
結果からいうと、ピーピースルーである程度の詰まりは改善し、日常使いには問題ない程度になったのですが、「あともう少しで完璧」という仕上がりです。以前のような、水が流す端から消えていくようなスルーっとした排水口を取り戻したいところ。
お風呂の排水口汚れが、漬けるだけ新品みたいにピカピカに
暖かくなってくると、においや汚れが気になる場所のひとつに浴室の排水口があげられます。毛髪などのゴミやヌメリも多く、パーツも多いのでついお手入れを後回しにしてしまいがちです。
そこで今回は洗浄力が高い「オキシウォッシュ」を使って簡単に汚れた排水口をリセットできる掃除方法をご紹介します。
●オキシウォッシュは一本で3役の働き!
排水口掃除におすすめなのが、ホームセンターなどでよく見かけるブルーのボトル「オキシウォッシュ」です。
汚れを浮かせ除菌作用もある「過炭酸塩」、油汚れに強い「炭酸塩」、汚れを落とす「界面活性剤」が含まれています。つまり、しつこい汚れを浮かせて落とし、除菌もできる一本で3つの作用が期待できます。とくに主成分の「過炭酸塩(ナトリウム)」は洗濯槽の漬けおき洗浄剤等にもよく使用されているので、こびりついた汚れに効果があります。
●排水口掃除の手順とワンポイント
オキシウォッシュで排水口パーツの漬けおき洗浄と、排水口のお掃除をしていきます。
(1) 排水口パーツをはずします。
一番上のヘアキャッチャーを外します。あらかじめ、毛髪やゴミなどをとりのぞいてから外すとゴミが周囲に散乱しません。
次に封水筒を左側に回して外し、一番下にある排水カップも持ち上げて外します。
排水口パーツの外し方についてはメーカー取扱説明書の方法に従ってください。
(2) 漬けおきします。
バケツに、40〜50℃のお湯にオキシウォッシュを溶かした溶液をつくり、パーツを入れます。基本のレシピは4リットルに対しオキシウォッシュ30gです。
<ワンポイント>
漬けおきしたらフタをして温度が下がらないようにすると、成分が浸透しやすくなります。
(3) 洗浄します。
1時間ほど漬けおきをしたら、バケツの中でブラシを使って洗いすすぎます。
汚れが浮いて剥がれ落ちやすくなっているので、ブラシの毛先で軽くこするとパーツの細かい溝のゴミもきれいに落とすことができます。
「排水口キャップ」が便利すぎ!つけ置きできて、洗い桶より省スペース
みなさんはキッチンで「洗い桶」を使っていますか? 汚れた食器を一旦水につけたり、ふきんなどを漂白したりするのに便利ですよね。わが家でも以前は使用していたのですが、洗い桶自体のヌメりなどの汚れが気になってしまったため、使うのをやめることに。
しばらくはキッチンの棚下に収納していたのですが、それも場所を取るため、最終的には思いきって捨ててしまいました。
●つけ置き洗いに便利な「排水口キャップ」
洗い桶を手放したらシンク周辺がすっきりとして、掃除の手間も少なくなったのですが、困ったのが「つけ置き洗い」をするとき。これまで茶渋のついたコップや、汚れたふきん、油のついた五徳などを、オキシクリーンやキッチンハイターでつけ置き洗いしていたのですが、洗い桶がないと水がためられない…。
そんなときに見つけたのが、こちらの「マーナ つけ置き洗いキャップ」。
排水口にかぶせるだけで、つけ置き洗いができる便利なアイテムです。ほかにもネットでいくつか同じようなアイテムを見つけたのですが、色や形がシンプルなこちらにしてみました。
耐熱・耐薬性のあるシリコーンゴム製なので、熱いお湯や薬剤を使ったつけ置き洗いもOK。直径15cm以内の排水口であれば、使用可能とのことです。
●実際に使ってみたところ…。置くだけでしっかりたまる
使い方は、排水口の上にポンっとのせるだけ。「これだけでちゃんと水がたまるの…?」と半信半疑だったのですが、設置面が真空状態になるため漏れる心配はないそう。
いざ、水をためていくと…すき間から流れることなく、しっかりたまっていきました。
今回は、茶渋などが気になるコップやお皿、油で汚れた五徳をオキシクリーンでつけ置きしてみました。
この排水口キャップのいいところは、シンク全体を使うことができるので、高さや大きさのあるものでもしっかりと浸かること。五徳も余裕で浸かっています。
●薬液に触れずに排水できるのもうれしい
排水の際は、長い棒状のものを差し込めば、薬液に直接触れず飛び散りを防いで水を抜くことができます。こんなところまで考えられていてすごい!
使い終わったあとは、吊るし穴がついているのでフックにかけて干すことが可能。保管する際も、薄いので場所をとらないのがうれしいポイントです。
ゴチャつきがちなキッチンの水回りをスッキリさせたい…と考えている人は、ぜひ試してみてください。
触りたくない排水口の汚れは泡で解決!ほったらかしでラク
面倒な水回りのお掃除を“ほったらかしておくだけ”で解決してくれる便利な泡掃除アイテムを、暮らしを楽しむアイテムを日々発信している貝賀さんに教えてもらいました。
場所ごとにタイプが異なる洗剤を使用するのがおすすめ。キッチンの排水口には粉タイプの洗剤、洗面所には泡タイプの洗剤が便利です。そして、トイレ掃除には逆さにして使える専用の泡タイプのものがぴったりです。
●キッチンの排水口には粉タイプで泡掃除がおすすめ
粉タイプの洗剤ですが、水を回しかけるとモコモコの泡が発生して、排水口のぬめりや流し用ゴミキャッチの汚れを浮かして掃除してくれます。
排水口の排水トラップや側面の気になる汚れ。
ゴミ受けをつけてゴミ受けの上に1袋粉を振りかけて水をゆっくり回しかけます
泡が発生したら排水口カバーをしておくと、排水口カバーの裏側もきれいになります。
30分ほどそのまま放置しておき、水で流せばお掃除終了!
汚れの程度にもよりますが、少ない場合には水で流すだけで汚れが落とせます。また、ひどい場合でも、ぬめりがかなり浮いた状態になるので古いスポンジやブラシで、軽く洗うだけで汚れが簡単に落とせますよ。
排水口のフタをやめたら掃除が劇的にラクに!
当たり前と思って置いていたものや、やっていたことをやめるだけで、掃除の手間が格段にラクになることもあります。習慣を見直す機会をつくってみて!
●排水口のフタはやめ、ゴミを見える化するといつでもキレイに
排水口のフタをつけていると、掃除が面倒になってゴミをため込みがちになるうえ、フタにもヌメリやカビが発生。
「フタは外してクローゼットなどで保管。たまったゴミが取り除きやすくなり、掃除する場所も減ります」
入浴後にゴミをポイッ!
取りづらいときは“滝水ワザで”
「排水口にたまった髪の毛などは、シャワーに手を当てて湯を1か所に集中させてかけると中心に集まり、取り除きやすいですよ」
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