ウクライナ侵攻止めるには「ロシアの有名人が100万人規模のデモを」 本田圭佑が持論「現実的な案」
サッカーの元日本代表MF本田圭佑(35)が2022年3月3日にツイッターを更新し、ウクライナに軍事侵攻しているロシアに対して自身の見解を示した。
かつてロシアリーグのCSKAモスクワに在籍した経験を持つ本田は、これまでもロシアによるウクライナへの軍事侵攻に関してSNSで自身の意見を発信してきた。
「戦争が始まってしまった以上、さらに人が死ぬ」
3日に更新したツイッターには「怒りの矛先を僕に向けても構わないけど、それでこの戦争が終わるわけではない」とし、ロシアの軍事侵攻を止める方法について持論を展開した。
「僕の戦争前の意見も特に変わっていない。でも戦争が始まってしまった以上、さらに人が死ぬ。そんなロシアの侵攻をとめるには、ロシアの有名人たちが立ち上がって100万人規模のデモを起こすことやと思う。恐いことやけど」
本田は「もう武器の支援ばかりしてる欧米(NATO)がこの戦争を止めれるとは思えない」とし、「ロシア国民が立ち上がってプーチン大統領の考えが変わるか、ウクライナ大統領が譲歩して一時停戦をめざすか」とのコメントを投稿した。
さらに「譲歩の内容は分からない。それは誰にも分からない。ロシアとの交渉から探っていくしかない」「ロシアが撤退したらそれで戦争が終わる。それができずに侵攻され続けてるから、どうしたらロシアがとりあえずでも一旦退くかの現実的な案を出し続けてます」と投稿の意図を説明している。
「第二次世界大戦から何を学んだのか」
海外メディアによると、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は2月23日に国民に向けた動画で演説し、ロシアの国益と安全保障に交渉の余地はないと主張した。
23日に更新したツイッターで本田は「プーチン大統領の記者会見を見たけど、もうウクライナがNATOへの参加拒否するしかないなという感想。僕が知ってるロシアのリーダーってのはここからの交渉は一切通用しない」などのコメントを投稿し、翌24日にもロシア関連の投稿をした。
そして27日と3月2日には英語で自身の意見を投稿し、「第二次世界大戦から何を学んだのか。戦争なしでは自由と平等を得ることができないのだろうか?」などとつづった。
サッカー界ではロシアのウクライナへの軍事侵攻を受け、国際サッカー連盟(FIFA)、欧州サッカー連盟(UEFA)が、ロシアに対して全ての代表、クラブチームの主催大会への出場を禁じた。